SpaceXが新たにStarlink衛星60機打ち上げ、Starshipロケットは一度に最大400機まで打ち上げ可能に
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今の商用ロケットは、一回の打上げごとに一つの軌道面(もしくは軌道平面。参考 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8C%E9%81%93%E5%B9%B3%E9%9D%A2 (ウィキペディア)にしか衛星を打上げられない。同時に数100機の衛星を打上げられたとしても、その衛星はすべて同じ軌道面に投入される。
衛星のコンステレーション運用を設計するときは軌道面の設計と一つの軌道面にいくつ衛星を投入するかの設計も行う。同じ軌道面に400機の衛星が必要なのであればそれはちょっと驚き。
もしくは、Starshipが複数の軌道面に衛星を投入できるとしたら、それはとても画期的なことだ。あまりにも規模が桁違い過ぎて、世界中の期待を背負っている感じではないでしょうか。
衛星コンステレーションとは、複数の衛星を連携させるシステムのことです。衛星は地球の周りをグルグル回っているため、1機だけだと常時通信することは出来ません。(日本の上空にいれば通信できますが、ブラジルの上空に行ってしまうと通信が届かないということです。)
だから複数の衛星を連携させる必要があるのですが、SpaceXはその数が桁違いなのです。他社が数十機とかで構想しているのに対し、32,000機と発表しています。
しかもStarshipを使えば一気に400機も打ち上げられるとのこと。もう桁違い過ぎて、「とにかく成功してほしい」の一心に尽きる感じです。近い未来に通信キャリアのライバルは通信キャリアではなくなりそうです。
ちなみにベータテストの結果は以下の通りだそう。
下り:11Mbps~60Mbps
上り:5Mbps~18Mbps
遅延値:31ms~94ms
https://gigazine.net/news/20200817-starlink-speedtest/
このスペックならYoutubeも見れますしビデオ会議だって可能です。
全球で単一にサービス提供可能な通信キャリアはいませんので世界の通信を牛耳る日が来るかもですね。
もちろんバックボーンの有線は残るのでしょうが・・・