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【読書】思考力を格段に上げる、具体化と抽象化の「往来術」

NewsPicks編集部
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    (株)ハピネスプラネット 代表取締役CEO (株)日立製作所 フェロー

    具体と抽象の往来が大事なことは、全く同感である。
     私の最も被引用件数の多い論文(685件の引用がある)は、コンピュータの論理回路に関する基本的な論文である。元々は、コンピュータ全体の話でも、論理回路一般の話でもなかった。
     研究を実施している時には、高速の乗算器(掛け算をするハードウエアでコンピュータの一部である)の検討をしていたのである。極めて具体的、具体物に関する研究であった。
     ところがこれを論文にまとめる時に、その時の上司に、この中に使った回路に、論理回路の一般的な概念として名前をつけるよう指導された。すなわち、より抽象化してとらえるよう指導されたのである。その結果、「高速乗算器」の研究発表ではなく、「高速な論理回路の提案とその乗算器における実証」の論文に変わった。その結果、様々な論理回路の教科書や論文に広く引用される論文になった。
     まさに、具体と抽象を往来する最初の大きな経験であった。以来、これに味を占め、具体的な努力と、適度な抽象度による表現とをバランスより織り交ぜることが身につき大きな財産になった。この場を借りて、その時に上司に感謝したい。


注目のコメント

  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    具象と抽象の行き来は、理解、つまり解像度を上げる。
    これについて、一番良い資料は、東大FoundXの下記の馬田さんの資料だと思う。神資料なので是非是非見ていただきたい(自分のなかでは1年に1回出会えるかというレベルでの良い資料だった!)。
    FoundXは東大のアクセラレータプログラムで、起業・サービス作りを念頭に置いた資料だが、ほぼすべてどんな場合でも使える。深さ・広さ・構造の把握という3点がキーだし、解像度が低いときにあらわれる症状は、どんな調査・分析にも当てはまる。そして調査・分析がアクションの礎となることが多いので、極めて汎用度が高い資料・考え方だと思っている。最近社内でこの資料を見てーということが多く、すっかり「解像度おじさん」になっています…
    https://speakerdeck.com/tumada/jie-xiang-du-wogao-meru


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    NCB Lab. 代表

    抽象的なことばかりのスピーチを聞いていると、眠くなる。適度に具体的事例を織り交ぜて話す人のスピーチには聞き入ってしまう。両者のバランスが大切ですね。

    抽象化には、哲学が近道です。そしてイマジネーションを鍛えることも。食レポがうまい人は、抽象化がうまい人ですね。


  • 議論が噛み合わないことの多くは、その人が「具体化」を得意としているか「抽象化」を得意としているかの差によって生まれているのかもしれない。それがわかったところで、相手がそれを理解していなければ意味がないのですが、そう思えるだけで、自身へのストレスを減らせたり、冷静な判断ができるケースが増えるかもしれません。

    と言いつつ、この本でさえ、具体の世界しかわからない人には伝わらない可能性もあります。しかしそれは本書でも指摘されている「レッテル貼り」でもある。難しい・・・


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