【読書】思考力を格段に上げる、具体化と抽象化の「往来術」
コメント
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どこかに何かを説明する時、どういう段階で説明するかで、資料の作りは検討した方がいいんだよな。
説明するとなると、資料を作りこむから、議論の経緯などが削ぎ落とされてしまい、説明受ける方は、押しつけられていると思うことが多いのかな。
最近、感じているのは、もしかすると最低限の資料だけを用意して、あとは頭の整理をしているオンラインホワイトボードで、説明、議論する方が理解が進みやすいのではないかと。
最終的に、決裁取るときに、資料を正書。
資料作る時間、作り直す時間を、検討する時間変換していくのが本来、必要なことかな。
注目のコメント
具象と抽象の行き来は、理解、つまり解像度を上げる。
これについて、一番良い資料は、東大FoundXの下記の馬田さんの資料だと思う。神資料なので是非是非見ていただきたい(自分のなかでは1年に1回出会えるかというレベルでの良い資料だった!)。
FoundXは東大のアクセラレータプログラムで、起業・サービス作りを念頭に置いた資料だが、ほぼすべてどんな場合でも使える。深さ・広さ・構造の把握という3点がキーだし、解像度が低いときにあらわれる症状は、どんな調査・分析にも当てはまる。そして調査・分析がアクションの礎となることが多いので、極めて汎用度が高い資料・考え方だと思っている。最近社内でこの資料を見てーということが多く、すっかり「解像度おじさん」になっています…
https://speakerdeck.com/tumada/jie-xiang-du-wogao-meru抽象的なことばかりのスピーチを聞いていると、眠くなる。適度に具体的事例を織り交ぜて話す人のスピーチには聞き入ってしまう。両者のバランスが大切ですね。
抽象化には、哲学が近道です。そしてイマジネーションを鍛えることも。食レポがうまい人は、抽象化がうまい人ですね。議論が噛み合わないことの多くは、その人が「具体化」を得意としているか「抽象化」を得意としているかの差によって生まれているのかもしれない。それがわかったところで、相手がそれを理解していなければ意味がないのですが、そう思えるだけで、自身へのストレスを減らせたり、冷静な判断ができるケースが増えるかもしれません。
と言いつつ、この本でさえ、具体の世界しかわからない人には伝わらない可能性もあります。しかしそれは本書でも指摘されている「レッテル貼り」でもある。難しい・・・