【読書】思考力を格段に上げる、具体化と抽象化の「往来術」
コメント
選択しているユーザー
著者の細谷氏の著書は毎度新しい気づきを貰います。具体と抽象の往復をできる人は一つの事象で派生させて深く考えることができ、
学習効率も格段に高いともいえ、忘れづらいとも考えています。
〇〇と××は繋がっているなーと感じたときにはある種の感動があり、その衝撃とともに物事を関連づけることで記憶に埋め込まれていくものかと。
そこから構造主義を学ぶようになり、以前Newspicksでも特集されていた橋爪大三郎氏の構造主義に行き着きました。
注目のコメント
具象と抽象の行き来は、理解、つまり解像度を上げる。
これについて、一番良い資料は、東大FoundXの下記の馬田さんの資料だと思う。神資料なので是非是非見ていただきたい(自分のなかでは1年に1回出会えるかというレベルでの良い資料だった!)。
FoundXは東大のアクセラレータプログラムで、起業・サービス作りを念頭に置いた資料だが、ほぼすべてどんな場合でも使える。深さ・広さ・構造の把握という3点がキーだし、解像度が低いときにあらわれる症状は、どんな調査・分析にも当てはまる。そして調査・分析がアクションの礎となることが多いので、極めて汎用度が高い資料・考え方だと思っている。最近社内でこの資料を見てーということが多く、すっかり「解像度おじさん」になっています…
https://speakerdeck.com/tumada/jie-xiang-du-wogao-meru抽象的なことばかりのスピーチを聞いていると、眠くなる。適度に具体的事例を織り交ぜて話す人のスピーチには聞き入ってしまう。両者のバランスが大切ですね。
抽象化には、哲学が近道です。そしてイマジネーションを鍛えることも。食レポがうまい人は、抽象化がうまい人ですね。議論が噛み合わないことの多くは、その人が「具体化」を得意としているか「抽象化」を得意としているかの差によって生まれているのかもしれない。それがわかったところで、相手がそれを理解していなければ意味がないのですが、そう思えるだけで、自身へのストレスを減らせたり、冷静な判断ができるケースが増えるかもしれません。
と言いつつ、この本でさえ、具体の世界しかわからない人には伝わらない可能性もあります。しかしそれは本書でも指摘されている「レッテル貼り」でもある。難しい・・・