地球の上層大気で「宇宙ハリケーン」が初めて観測される
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磁気嵐といって、太陽フレアによる高エネルギー粒子の持つ磁場によって地球の磁場が乱される現象が知られていますが、それとは別にプラズマによるハリケーンのような構造が確認されたり、竜巻のような構造が観測されたこともあります。
このハリケーン構造が観測された当時は特に強い磁気嵐は観測されておらず、従来の磁気嵐の指標では測れないような大規模な現象があったのではということと、状況的にさほど珍しい現象ではないはずだとして、他の惑星で似たような状況が考えられるとする結びになっています。
特にこの現象に関連して地上で大停電が発生したり、宇宙の衛星に動作不良が起こるなどの不具合は確認されていないと思いますが、今後宇宙開発がすすむことを考えると、宇宙天気と呼ばれる分野についてさらに研究が進むことが求められています。宇宙ハリケーンの観測!すごいですね〜。
ABLabには宇宙天気プロジェクトがあって活発に活動しているので、こうしたニュースは思わずチェックしちゃいますね。
#ABLab #宇宙天気-------
研究論文の筆頭著者で山東大学の張清和教授は「地球の上層大気での宇宙ハリケーンの観測は、太陽風-磁気圏-電離圏結合系の解明につながる」と指摘。そのほか、宇宙天気のさらなる解明や、衛星の抗力の増加、高周波無線通信の障害、衛星航法のエラー増など、宇宙天気がもたらす影響についての研究にも役立つと期待されている。
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