アサヒ、営業拠点半分以下に コロナで新たな働き方
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お客様の顔を見ないで営業出来るか〜、と営業部長に昔言われましたが、物理的に顔を見るのではなく、真の顧客価値を提供出来るかが、勝ち残る鍵です。その場にただ存在するのが価値ではないと顧客も気付いた今、最終消費者が求めるものをいかにいち早く提供できるかが大切ですね。
コロナ禍によって、企業の組織体質によって生じる格差はますます拡大するでしょう。
今は企業組織の変化に対応する進化力が試されている時であり、デジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）は、進化のための一つの手段であると考えます。
リーダーに求められるのは、この進化の方向性を示すことだと思います。オフィスの拠点戦略として、リーマンショックのときにはコストカットの目的で集約のトレンドになり、東日本大震災のときにはBCP観点から分散のトレンドになりました。そして、近年は働き方改革の流れを受けて分散が加速しています。コロナ禍でこのトレンドが一層強くなり、サテライトオフィスやコワーキングスペース、シェアオフィス、自宅へとワークプレイスがあらゆる場所に分散していますが、アサヒさんの動きは象徴的な事例となりそうです。企業の拠点戦略の転換は、まちづくりや交通の在り方、人々のライフスタイルにも影響を及ぼしていくはずです。
