【必須教養】米セレブは、ゼロからスタートアップ投資を学ぶ
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これはとても面白い記事ですね。僕も何で最近ラッパーとか黒人のミュージシャンがみんな投資家になるのか、よく分かってなかったのですが、ポイントは2つありました。
①権利及び投資ビジネスを行うことで安定的な利益を持つこと
②レコード会社や芸能事務所からの搾取に対抗すること
記事の中でも出てくるJay-zがファレルウィリアムスと去年、Entrepreneur(企業家)というまさにこの記事にマッチする曲を出してますが、そこで言っているのは、下記のようなメッセージです。
https://www.youtube.com/watch?v=bTOoY5MIkvM
・黒人やミュージシャンは経済システムから最初に排除されている
・家族やコミュニティを貧困や差別から救うには、資本(金のなる木)を持つことが重要
・音楽をやるのではなく、みんな企業家になれ。音楽を使って、システムを書き換えろ
・搾取されるな。システムを変えろ
これを見ると、単純にお金持ちになるためにセレブが投資をやっているのではなく、安定した資産を確保することで、クリエイティブや音楽ビジネスの安定を目指していることが分かります。この辺の波はスポーツ選手とかにも伝っているので、日本も自ずとそうなっていくんじゃないかなと。
注目のコメント
日本人は、この金持ち(rich)と富裕(wealthy)の違いを、もっとも学ぶべき国民に思います。なぜなら芸能人にとってのみならず、いまだの多くの人が、現金主義の世界から出てこないからです。
スポティファイ、ウーバー、Airbnb、ロビンフッドーー。この共通点は何かというと、俳優のアシュトンカッチャーが初期から目を付けて、スタートアップ投資をしていた銘柄です。2010年以降、キャッシュを稼ぎまくる米国の有名人たちは、プロの金融業を学び、スタートアップ投資に本格的に入り込んでいます。
とりわけSpotifyやClubhouseといったプラットフォームが、戦略的にセレブレティたちに株の投資枠をもたせて、そのビジネスをブーストした経緯などは興味深い。エンタメ産業とテック産業が、いかに交差したのかという、深いテーマが背後には流れています。
セレブが何をVC(ベンチャーキャピタル)から学んだのか、最先端のレポートをご一読ください。よくアメリカで飛行機に乗ると配られる「Popchips」。手軽に食べれて美味しいのですが、この会社に俳優のアシュトン・カッチャーが2012年に投資した(CMにも起用された)と知って、当時は「へー、何でお菓子会社に投資したんだろう」、くらいに思っていました。
それが実は、シリコンバレーとハリウッドを繋ぐ「富の増やし方」のトレンドの走りだったとはその時は全く分かりませんでした。
アシュトン・カッチャーが2010年に設立した「A -Grade Investments」はスポティファイや、Aibnbnなどに投資し、3000万ドルの資金をこれまでに2億5000万ドル、(約7倍!)に増やしているそうです。
さらには、2012年にSound Venturesという別のVCファームも立ち上げています。とにかくすごい。もはやVCで「俳優もやっていた」、という立ち位置になっています。
セレブの名声をどううまく使っていくのか?彼らが今までと違った使い道の可能性に目覚めたことは、一般の人たちにとって「投資」を身近なものにしました。
ロビンフッドなどのモバイル投資に若い人たちが盛んに流入している背景の理由の一つには、こういった俳優やアイドル、スポーツ選手の投資話が身の周りで普通になってきたこともあるのではないかと感じています。日本だとVC産業と他産業の連携はなかなかイメージが湧きませんが、今後の連携イメージとしてはとても面白いですね。
記事の中でも触れられていますが、多くのセレブがファンドを組成し、その道のプロと連携しているのは大変重要な点です。
セレブが顧客を紹介したり、ビジネスをサポートするという結構しっかりしたケースもあれば、スタートアップのイベントにゲスト出演するというライトなケースも結構あったりします。以前某フィンテック企業のイベントにいったら、スヌープ・ドッグがゲスト出演してるということがありました。※彼もCASA VERDE Capitalというファンドを組成しています