EUのワクチン証明、月内提案=観光にも活用、夏の導入目指す
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先週、シンガポールのリー・シェンロン首相も複数の国とワクチンパスポート構想について議論を開始していることを公表した。こうした複数の国の間の渡航はもちろん、イスラエルのように大規模な施設へのアクセスにも接種証明を求める動きが広がっていきそう
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ワクチンパスポートは観光立国のギリシャなどがEUに導入を働きかけていました。ギリシャは既にイスラエルと2国間で運用を始めています。欧州委員会はWHOと協力してグローバルな取り組みにしようという思惑もあるようです。一方で、これからも新たに出てくるであろう変異種にワクチンがどれほど有効なのか、あるいは差別に繋がりかねない(受けたくても受けられない人もいます)として導入に慎重なフランスなどの加盟国も。どのような形で決着するかはもうしばらく様子見が必要だと思います。
EU市民にとって、域内の国境を超えることは当たり前の日常なので、それを取り戻す必要があるのだろう。しかし、検査やワクチン証明は、その足枷にもなる。フランス東部で感染拡大が起きているため、地続きの国境を接するドイツは、仏モーゼル県からの入国者に48時間以内のPCR検査陰性証明を求めることを決めた。しかし、モーゼル県からは今も毎日約16000人がドイツ側に通勤しており、適用は難しいのではないかと言われている。
結局、経済的理由や宗教的理由、個人的心情などでワクチンを摂取していない(できない)人たちへの差別的な扱いにつながる懸念があるという一点のみ、懸念されるところです。
新型コロナだけではなく、パンデミックが発生するごとにパスポートに記載されるウイルスが増えていくのでしょうか。ヒトの交流を妨げるだけのような気がします。
移民や難民の問題との兼ね合いなど、議論は多岐に渡りそうですが。このスピード感に、あまり宜しくない意図も感じるような。