コロナワクチン 1000回分余が使用不可に 保管用冷凍庫が故障で
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
ワクチンの廃棄は、日本にとどまる事例でも、コロナワクチンに限られた事例でもありません。
インフルエンザのワクチンでは、過去に1000万回分を廃棄しなければならない事例も見られました。これは、接種を予定したのに、接種をしてもらえず期限が切れてしまったからです。ワクチンの廃棄の規模感では、ロジスティクスよりもむしろ、こちらこそ心配すべき事例と考えます。
とはいえ、限られた資源が無駄になってしまうことは避けなければならず、ミスは繰り返さぬよう修正を続けていかなければなりませんが、これだけ大きなワクチン事業、これからも問題は少しずつ起こり続けることが予想されます。
すでに起こったミスを責めても益は少なく、少し寛容に、そして改善のステップに繋げていくことこそが重要と思います。研究の現場でも冷凍庫の故障は大事なサンプルが壊れかねないのでメンバーが青ざめるトラブルの1つです。各ラボごとのディープフリーザーには緊急連絡先として責任者の電話番号が書かれていたりと最新の注意を払っています。残念なことですが、原因がわかって対策が取れると良いですね。
ワクチン接種に関してのロジ周りも、まだ確立していないように聞いています。
先日PwCでは、自治体・企業・団体等向けの、新型コロナワクチン接種業務支援室を設置し、地域全体のワクチン接種計画を策定し管理していく自治体や、ワクチンの製造・輸送・接種に関与するさまざまな企業および団体に対し、ワクチン接種業務を円滑かつ安全に進めるための支援を行っていくことになりました。
2月26日には、千葉市とワクチン接種業務の推進に向けて連携・協力し、そこで得られた知見・ノウハウを他自治体等に展開するための包括協定を締結させていただきました。
https://www.city.chiba.jp/somu/shichokoshitsu/hisho/hodo/documents/210226-3-1.pdf
私にとって、私たちのようなプロフェッショナルファームが存在する一つの理由は、こういった支援にあると思っています。
これまで多数のクライアントワークで培ってきた専門的知見や各業界に対する深い理解、業界を横断したプロジェクト推進の手法などを最大限活かし、社会に貢献していくことを進めていきたいと思っています。