夫婦別姓反対の丸川氏、「個人として様々な意見持つの当然」=菅首相
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丸川さんは丸川さんで、戸籍の上では夫婦同姓を維持すべきという信念を堂々と示せばいいと思います。曖昧にせず、なぜそう考えるのかも明確に示せばいい。地方議会への意見書に名を連ねているぐらいですから、明確な主張があるはずです。
男女共同参画社会の実現については、丸川さんの場合、結婚による姓の変更に関して女性側に負担が偏っている実態を是正することが求められるわけです。96%もの夫婦が夫側の姓を名乗っている現状を、最低でも40%は妻側の姓を名乗るように持っていくという難題が待っています。夫婦別姓について議論を深めるための環境作りなどという悠長なことを言っていたのでは、男女共同参画担当大臣の職責を果たす立場としては弱いです。
選択的夫婦別姓に反対する立場の人は「家族」のあり方や伝統、それを骨格とする社会制度などを求めているようですが、その基礎とも言うべき家族のあり方も時代とともに多様化していくのであり、行き着くところはダイバーシティの流れを否定するかどうかなのだと思います。
養子が家を継承してもいいわけですし、女性当主が継承してもいい。戸籍に頼らずに事実婚でいく家族もあり、同性カップルも含めて多様なパターンで形成された「家族」に対し、他のさまざまな制度が適用対象として認めていくようにしていく方法もあるわけです。姓を同じくする戸籍のしくみとは別に多様な家族が定義され、伝統も残したうえで事実上の選択的夫婦別姓を実現させることにもなると思います。
注目のコメント
何度でも書きます。
選択的夫婦別姓にしても、誰も困らないじゃないか?誰が困るのか?
少なくとも私は困ります。
ちなみに私は選択的夫婦別姓には賛成しますが、議論が浅いので賛成しかねると言う立場です。
丸川氏がどのような考え方で選択的夫婦別姓に反対なのかは判りませんが、もっと議論を深めるべきだという点には賛同します。
あらゆる問題には、根本原因があります。
選択的夫婦別姓の議論では、問題の根本原因に議論が至って無いのだと感じます。
だから私は【議論に反対】なのです。
本当に、「賛成か反対か」といった【二者択一の単純な議論】なのでしょうか?
諸問題の根源は、
「明治政府により導入された【戸籍】と【姓(せい)】と言う新しい概念や新しい仕組みがボンクラだったので、100年近く経った現在で問題が顕在化した」
という事だと思います。
江戸時代以前には、戸籍や姓(せい)と言う概念は存在しません(江戸時代以前の姓は"かばね")。
ここから考え直さないのでは、基本設計がボンクラなのに、そこにパッチワークをするようなものです。
政策検討は、
「 (1)問題の発覚→(2)事実の確認→(3)原因の特定→(4)課題の抽出→(5)対策の検討→(6)インパクトの調査→(7)政策の決定 」
という形で進めなければなりません。
近年、どうにも (1)問題の発覚→(7)政策の決定 のような安直な脊髄反射な政策が目立つように思います。
本件も、まさにそれ。
【根本原因は何か?】と言う観点から、私の意見を以下の記事にまとめました。
https://note.com/sugimotomasaya/n/n6feb5b97ee84
(再掲)丸川さん個人のことはおいておいて、そもそも論なのですが、夫婦別姓を反対することの意図はどこにあるんでしょうか?何か問題があるんでしょうか?戸籍法を変更しないといけないからですかね?だったら時代に合わせて変えたら良いと思うのですが。
単純に、どうして反対なのか、守っているものは何なのかを知りたいです。選択制にすれば良いだけなように思うのですが、私の思慮が足りないのかな。おそらく丸川さんがそういう意見を持っていることを知らないで任命したのだろう。このご時世、ジェンダー意識だけでなくダイバーシティ全体に関しての個々の議員の事前思想調査はした方がいいのではないか。自民党は様々な思想を持つ議員がいるので、単なる性別や年代だけで政務任命の判断するとミスマッチのアサインをする危険性が高く、その後にそこを追求されるとたいへんなことになる。