体調不良で山田真貴子広報官 辞職 菅首相長男らが接待
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注目のコメント
関係者への取材では…菅総理は少なくとも先週土曜の段階では山田内閣広報官の「続投」意思は変わらなかったようです。きのう一転したのは、ご本人の「家族や周りに迷惑をかけられない」という申し出が理由となっていますが、週をまたいでの事態収拾に政権内部が動いた可能性があります。
先週金曜に記者会見を行わなかったことが“山田広報官隠し”と指摘する声もありましたが、取材によると、こちらはむしろ緊急事態宣言の前倒し解除に対する感染症専門家らの慎重論から来た「判断」ということが正しいようです。
山田氏は「飲み会を断らない」という点がクローズアップされましたが、84年入省の時代背景もあったように思います。ただ平成、令和に入省した霞ヶ関関係者を中心に、違和感が出ていたことも事実のようで、これはこれで今の時代を象徴しています。入院報道の直後に、辞職報道。健康上の理由ということにできるのでしょうか。
追記
それにしても、この不祥事で国家公務員の人気が下がるとの見方もあるが、国家公務員の試験専門委員を務めた者(官報で公表されるので公開情報)として、そんな程度で国家公務員の志望をやめるなら、国家公務員にならない方がその人のためでもあると思う。この不祥事で官僚が懲罰を受けたからといって、それは法令に基づいたものであって、予見できない理不尽な懲戒や更迭ではない。法令を遵守すれば、職務は全うできる。「接待」というわかりやすい不祥事だからこそ、ここまで報道で取り上げられた面があって、接待に関わらなければ官僚の仕事に重大な支障があるわけではない。
国家公務員になって政策立案などに関わりたいという志のある若い人たちは、この不祥事に惑わされることなく、引き続きその志を大切にして欲しい。下記の給与自主返納のニュースの際、「いずれ『自発的な』辞任が避けられなくなるのでは」と書いたが、実際にそうなった。
総務省在職時の不祥事なので、内閣広報官としての形式的な処分がしづらく、かと言って自主返納だけでは批判が収まりそうにない(司会をする首相記者会見の時に火の粉がかかりやすい)という事情もあった。本来は自主返納判断&総務省での処分のタイミングが最初の辞め時だったが、それを逸した。
このため、きょうの予算委集中審議に出ざるを得ない状況だった。本当に出てこられるのか、と思っていたが、結果こうなった。入院で結果的に「自発的に」辞める理由ができたわけだ。以後は体調面の回復に努めてほしい。
https://newspicks.com/news/5642563?ref=user_100534