日銀 地銀など地域金融機関への新たな支援制度を開始

コメント

注目のコメント

• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2021年03月01日

  当座預金に0.1%の金利を上乗せするという救済策。地銀の経営にとってはありがたいことです。地方銀行はコストダウンに走るのではなく、トップラインを上げるチャレンジのギアをあげてほしい。
  
  顧客目線での改革が必要です。欧米のチャレンジャーバンクは、利用者数を伸ばしている。その理由は顧客目線での商品開発。既存銀行にないサービスを次々に投入しています。チャレンジ！
• Fuke Yasufumi

  金融業界（デジタル通貨） ディレクター

  ・2021年03月01日

  本支援制度によって地銀再編が後押しされるかというと、効果はかなり限定的なように思いますが、経費率（OHR）の削減については、各行0.1%の付利を得るべく様々な施策に取り組まれるかと。
  ただ、抜本的改革を敢行するには制度の期間が短い印象で、この制度設計では、制度上の定量基準を達成するために、一過性の益出し（将来収益の先食い）や経費性投資の先送りを行うといった、本末転倒なケースも想定されるのではないかと思います。
  
  地銀は、そのグループ会社も含め、地方経済の雇用を担う存在でもあるので、DXによる業務効率化を進めても、余った人材を削減することは難しく、余剰人材の活用（営業シフトや新規ビジネスへのアサイン）とセットで施策を検討する必要があります。
  その為には一時的なコスト増も覚悟して中長期的に取り組むべきだと思いますが、短期的なOHR削減目標が定められた本制度下では、そうした腰を据えた取組みについて消極的にならざるを得ないのではないかと感じます。
• 八田 浩

  株式会社ロケットスター 取締役　共同創業者

  ・2021年03月02日

  民間銀行の父である渋沢栄一ならこの局面をどうやって乗り切るだろうか？
  個人的な考えですが、今渋沢が生きていたら「銀行業以外の新しい金融の枠組みを作る」と思っています。一貫して民間にいたのは官業の外に活力ある産業を作るためだからです。