「ウォルマート銀行」誕生に一歩近づく、ゴールドマンから2人採用
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ウォールマートはIT企業に並んで世界でトップクラスのIT投資額を誇ることで有名な小売業の雄です。
テクノロジー投資が今までのリアル店舗を中心としたロボティクスやECに加えて、いよいよ金融領域に踏み出して生活者にITサービスを届けるとは…!
生活者との接点が多いウォールマートが、フィンテックが盛んな米国でどのようなビジネスを展開するのか、小売業にいる身として目が離せないです!!
注目のコメント
移籍先はWMTとVCの合弁事業なので、エクイティをもらい、上場時のアップサイドを見込んだ転職なのでしょう。日本でも大手テック企業がどうやって新規事業を内包したまま育てるかに苦心していますが、GSも同じ悩みを抱えているわけです。
封筒の裏の皮算用 → WMTには毎週2.3億人の顧客がやってくるそうなので、10%の顧客が100万円ずつ預金すれば23兆円。年間売上60兆円弱から考えても、GSの個人向け銀行業の預金残高10兆円は追い抜いていきそうです。消費者ローン中心にROA2%の成長事業をつくれれば、そこまでフィンテックしなくても事業価値は兆円単位に。
ただ合弁相手のVCは、Robinhoodの創業翌年に投資したRibbit Capitalで、まもなく上場するCoinbaseの初期投資家でもありますから、相当フィンテックすることは間違いないでしょう。
カギは昨年末に方針転換が発表されたFDICのILC(industrial loan corporation)認可動向。今年1月に3度目の正直で申請を出し直した楽天のILCが認可されれば、雪崩を打ったようにテック大手の銀行業参入が始まると言われています。
https://www.fdic.gov/news/board/2020/2020-12-15-notice-dis-b-fr.pdfいよいよ銀商分離の規制が取り払われそうですね。ウォルマート銀行、アマゾン銀行が始まるかもしれない、と、同時に楽天やヤフーの金融事業を伴った海外展開も可能になるかもしれない