【必見リスト】社会を良くして稼ぐ、凄いスタートアップ10社
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個人的に学生時代に、社会起業的な組織とされていたTeach For Japan(現 Learning for all)という組織に関わっていたのですが(関わったというのもおこがましいですが)、そのときに感じたのが継続性の難しさでした。
https://newspicks.com/news/4033468
5-10年前の社会起業ブームみたいなものは、やはり資本の出して側がついてきていなかった実感があります。
熱意があって、社会課題を解決しようとしている組織にこうした資本主義側の論理がうまくインストールされていくには非常に嬉しいし、そういう感覚を持った若者は間違いなく増えているのかなと言う実感もある。
盛り上がりは歓迎しつつ、今までもこうした文脈はあったと思うので、「次こそ」この熱狂が持続的な成長にという感じになれば。
注目のコメント
卵が先か鶏が先か、という議論であると常々思います。
今、世界のトレンドとして「地球に良い」という方向に動いています。だから、「地球に良い」を後押しする法規制や流行が先進国を中心にうまれています。つまり、そうした新たな法規制や流行などの後押しによって「地球に良い」が「儲かる」につながることが今、増えているということでしょう。逆にいうと、世界は「地球に良い」を「儲かる」に変えるトレンドを作りにいっている、とも言えます。
『「地球に良い」と「儲かる」が両立するかどうか』というのは、主語が大きすぎる(解像度が低すぎる)ので、自身のビジネスを構築する上では、冷静に「両立するパターンか否か」を見極めるべきだと考えます。「地球に良い」けど「儲からない」ビジネスは必ず近い将来破綻します。
こうした時には、冷静にPEST分析を行うべきです。そのPolitics(政治)の要素には、「地球に良い」を「儲かる」と両立させるためのロビー活動が必要かもしれませんし、Society(社会)などの要素には消費者としての未来予想の正確性が問われると同時にインフルエンサーによる「地球に良い」が「カッコいい」に結び付くような流行の創出も必要かもしれません。
イーロンマスクならまだしも、社会的な影響力のない通常のスタートアップは、この「流れ」を徹底的に予測し、その波が来る前に沖にでて、波が来るまで耐えていなければなりません。また、そこに資金を供給する投資家も、彼らを信じて待ち続けなければなりません。
〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決めるの12の法則(https://amzn.to/3rbI4Uo)に詳しいですが、世の中の“波”は絶対に止められません。だから、徹底してこの“波”を読み、そこで待ち構えることが、スタートアップそしてVCに求められていると思います。DBLの投資先ですと、彼らの紹介もあってアピールサイエンシズ、View、Map Boxなどと面談したことがありますが、多くの会社が今回の記事でも触れられているようにビジネスインパクトとソーシャルインパクトの両立を体現するスタートアップが多かった印象です。
もちろんファンドの戦略に依るところも大きいですが、彼らのLP(ファンドの投資家)の多くが財団やファミリーオフィスなどの長期的視野で出資を考える投資家という点も大きいのではないでしょうか。いわゆるディープイシュー(深い社会課題)をかなり長い尺をかけて解決するディープテックへのソーシャルインパクト投資。この流れは今後止まらないと思います。
ベンチャーカンファレンスに参加してスタートアップピッチを聞いていても、この1-2年で、ソーシャルベンチャーの存在感が圧倒的に高まってきているように感じます。背景として、ユーザーの圧倒的な意識変化だけではなく、投資家にESGやSDGsに関連する投資責任が課されたことは大きいでしょう(そういう意味ではこの分野でまだまだ日本は遅れている)。
2025年には、上記のようなソーシャル意識の高いミレニアル世代が過半数になるとも言われており、ドミノが倒れるように、さらに潮目が変わっていくのではないかと思います。