中国のソフトパワーへの警戒心 ライオネル・バーバー氏（写真=ロイター）

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注目のコメント

• 小原 凡司

  笹川平和財団 上席研究員

  ・2021年03月01日

  中国は、欧米先進国の大学等研究機関との協力を通じて、先進国の技術を得ています。そうした協力の背景には中国の経済的影響力があります。中国の留学生が多く欧米先進国の大学に留学しているのも、中国が経済的に豊かになったからで、各国の大学は中国からの留学生なしには経営が難しくなっていると聞きます。また、共同研究への出資も、大学や研究機関にとっては貴重な資金となっているでしょう。
  経済力はパワーの源泉です。資金がなければ、大学の経営は立ち行かず、研究をすることもできないのです。日本も他人事ではありません。まずは、日本自身の経済力を維持し向上させることが他国の過剰な影響力を避けることにもつながります。