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タブーに切り込め!ここがおかしい「日本の保険」
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実は地球の海面の高さは、北極や南極の氷が融ければその分水位が上昇する、という単純な関係にはなっていません。例えばニュースになっている日本付近ですと1950年ごろに一度高くなり、その後1980年台前半まで低くなる傾向となっていました。その後は再び上昇基調で推移しているというのが現状です。日本付近の海面の高さについては、ほぼ海流(黒潮などの暖流の接岸の度合い)や表面水温(暖かいと海水が膨張して水位が高くなる)による影響で説明がつくとされており、確かにこれらを計算に入れた数値モデルでの数値が観測の傾向とよく一致します。日本付近においては北極や南極の氷が融けた影響は、現状ではほとんど出ていません。
しかし世界的にはというと、年間およそ2mmのペースで海面上昇が続いており、表面水温の上昇による海水の膨張や極地域の地表面から融けた氷が流入するといった理由で、2100年までに温暖化対策を最大限に取り気温上昇を2℃以内に抑えたシナリオで40cm、温暖化がどんどん進行したシナリオで80cm水位が上昇すると言われています。日本の場合はこの程度水位上昇があっても沖ノ鳥島が失われるかどうかという話以外は極端に水没するような場所はありませんが、沿岸での高潮・高波による影響はより出やすくなることになります。それなりに対策が必要ということになりそうです。
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海面水位がそこまで上昇しているとは。ちなみに、現時点での温暖化が原因と思われる海面水位の上昇は、南極の氷が溶けているからではなく、海水の温度が上がって体積が増えているからだと考えられています。