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千円強下げたのは昨年3月のコロナショック以来のことです。
米国株は金利上昇を嫌気してNYダウが559ドル安と最高値から急反落、今朝の東京市場もリスクオフから3万円を割り込んで始まりました。
ハイテク株を中心に売りが嵩んで一段安、「週で唯一負け越す金曜日」に「5カ月連続月末安」ということもあり、更には日銀のETF購入抑制策(油断では)への警戒もあって、終日軟調に推移し、下げ幅を拡大し、結局、安値引けです。
週を通せば1051円安で4週ぶりの急反落、米長期金利上昇の性急さに恐れおののいた格好です。
2月2週の「29000円突破」、3週の「30000円突破」を帳消しです。
来週は月初で、米ではISMや雇用統計など経済統計多く、国内では法人企業統計が出ます。
米景気回復の先のインフレをやや決め付けし過ぎた金利上昇とも云え、先ずはこれの落ち着き待ちしでしょう。
緊急事態宣言の6府県先行解除など、経済正常化へ動きが出始める弥生3月入り、25日線攻防など仕切り直しのタイミング探りと云えそうです。
ただ、金融政策に大きな変更がある気配がないので、モメンタムが弱まる転換点にはならないと思います。
久々の大幅下落だが、これまでの上昇を考えれば驚くことではない。膨張している分、多少の動きも大きく見えるもの。注目すべきは今後の展開で、反転して上昇基調を維持するのか、昨年のコロナショックのような展開となるか、それともリーマンショック後のような苦難の時が始まるのか…。
現在は大幅調整を許容できる社会情勢ではないので、株価維持政策は避けられないだろう。しかし金利上昇を止められなければ、これまでの官製相場が逆回転し長期低迷となる可能性もある。最も怖いのは、調整直後にワクチン普及からレジャー等の需要戻しに過剰期待を寄せ、金融経済の健全化を見ないままこの一年を再現してしまうこと。異例な状態が続く社会と市場。一度、綺麗さっぱり洗い流したいところ。
本来、金利は一定程度を維持するのが心地よいものだが、ゼロプラスマイナスの金利に慣れてしまった現代、金利上昇は様々な負の面をもたらす。今できることは借金に頼らない経営、生活、または状況変化を攻めに転じられるような準備だ。投資でいえば、そろそろ上昇期待一本やりを捨て、どの道でも選べるようにしておきたい。
・米長期金利一時1.61% 株価大幅安、各国で警戒広がる
https://newspicks.com/news/5644890/
金利上昇を期に解消に向かってるようにみえる。
それにしても1200円安はやり過ぎだよなー。
金利上昇でドルに回すお金を確保するため、安全資産として日本株に集まってたお金が引き上げられるって事かな?
長期的な目線で。
私はその期間の含み益の半分程度は損失準備金として次の投資スタンスを探します。