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今回の市場動向は別として、より根本的な課題としては、長期金利ペッグ政策は、どこかで「不連続」に向き合わなければならない、ということがあります。これはかつて米国が経験してきた事でもあるし、先進国の中央銀行が長期金利ペッグ政策に総じてリラクタントである大きな理由と思います。
(例えば、2%物価目標を達成し、目標が信認され、ペッグ政策からExitする際、潜在成長率がプラスの経済であれば、長期金利は2%を超えて当然ということになります。)
さらに、長期金利はその性質上、上昇局面でorderlyに上がってくれるというwishful thinkingを持つのは危険ということもあります。(1998年の「運用部ショック」も2003年の「VARショック」も、このことを示しているように思います。)
日銀はイールドカーブコントロール(YCC、長短金利調整)のモード下にありますので市場の混乱を避けるためにも手を打ってくるかもしれませんね
米国のFRBはYCCを採用していない上、FED内での感想もまちまちといった印象ですが、それがマーケットに不安を与えての債券安株安と思います
これがしばらく続くかどうかには日本市場においても注意が必要です
さて、市場に溢れ出た緩和マネーはどこにいくのでしょう?
リスクオフとして鳴りを潜める???
これは、日銀がマイナス金利政策の導入を決めた2016年1月29日以来、5年1か月ぶりの水準となります。
この影響で日経平均株価も大きく下落しています。
【株価 800円以上値下がり 3万円下回る】
https://newspicks.com/news/5645360