長期金利上昇 一時0.175%に 5年1か月ぶりの水準
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米国の10年物国債利回りは24日の1.3%台から1.5%台に急伸しています。財務省が発表する「国債金利情報」で直近と24日の国債利回りを比べると、2年物が0.013%、5年物が0.024%、10年物が0.035%、30年物が0.048%上がっています。「アメリカの長期金利が速いペースで上昇していることから、日本でも長期金利が上がりやすくなっている」とのことですが、長いものを中心に日本国債を売って米国債を買う動きが加速しているのかな・・・ (・・;
注目のコメント
物価目標2%を掲げている当局からすれば、水準云々は言及し難いので、「時期尚早の急激な変動は注視していく」という言い方しか、基本的にはありません。
今回の市場動向は別として、より根本的な課題としては、長期金利ペッグ政策は、どこかで「不連続」に向き合わなければならない、ということがあります。これはかつて米国が経験してきた事でもあるし、先進国の中央銀行が長期金利ペッグ政策に総じてリラクタントである大きな理由と思います。
(例えば、2%物価目標を達成し、目標が信認され、ペッグ政策からExitする際、潜在成長率がプラスの経済であれば、長期金利は2%を超えて当然ということになります。)
さらに、長期金利はその性質上、上昇局面でorderlyに上がってくれるというwishful thinkingを持つのは危険ということもあります。(1998年の「運用部ショック」も2003年の「VARショック」も、このことを示しているように思います。)日銀が傍観しているということは、長期金利の上昇(イールドカーブのスティープ化)をある程度許容するというスタンスみたいですね。3月の点検も、このあたりの意思表明をするのかもしれません。
長期金利の上昇が非常に急ピッチに進んでいます
日銀はイールドカーブコントロール(YCC、長短金利調整)のモード下にありますので市場の混乱を避けるためにも手を打ってくるかもしれませんね
米国のFRBはYCCを採用していない上、FED内での感想もまちまちといった印象ですが、それがマーケットに不安を与えての債券安株安と思います
これがしばらく続くかどうかには日本市場においても注意が必要です