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「組織が仕事を定義し、そこにリソースを割り当てる」という流れの中で、
「リソースとして人を割り当てる」という部分を更に見直して、
「デジタルツールを活用する」「もっと活用できるように仕事の内容を組み換える」と進めば、
デジタル化は進んでいくものと思います。
『先に「人」や「セクション」があって、そこにミッションを与えて、
それに対して、現場主導で、個々の責任範囲を重複させながらミッションを遂行する』
という考え方を持っている組織は、考え方を根本的に見直す必要があるのではないでしょうか。
また、「仕事を定義する人=マネジメント層」と「仕事を割り当てられる人」という立場が明確化されることも含めて、
これは痛みを伴うものになるかもしれません。
ひょっとしたら、日本の企業のデジタル化の遅れも、そこに起因するのかもしれません。
一方、組織としては、「属人的なブラックボックスを無くす」必要があり、この一見相反する命題をどのように止揚するか。
それが、個人としても組織としても腕の見せ所なんだと思いました。
そうではなく、"仕事に人を振る"ことで知識の共有ができ、ひいては最適化できる。
そこにはつまり無駄なコミュニケーション(ストレス負担)が可能な限り低減され、職場環境が改善される。
自分ばっかり、とかではなく、実はその仕事のフローや全体像を知らないからこそ起こるディスコミュニケーションもあると思います。
全体最適が目指すカタチ。
しかし、多くの人は、分かっているし僕はそうしていると思っています。出来てないのに。これをどう正すか。生産現場なら、既に見える化が進みAI等のツールで最適化が提案できます。ところがオフィスワークはブラックボックス。これが如何ともし難いですね。
更に、人間の習性が邪魔をします。どんなにRPAなどで効率化されようが、空いた時間にまた価値の少ない作業を始めてしまう。忙しい自分が好きなんです。忙しいければ仕事をやった気になれる。自分を誇らしく思いたいんですね。暇だとリストラされると思っている人もいる。人が足りなくて困っているセクションもあるのにね。そういう全体最適も進めなければ行けませんね。
素晴らしいコンセプト、ありがとうございます。
人に仕事を振るのではなく、
仕事に人を振る、全体最適でアサインする。
ぐっと刺さるコンセプトです。
現に人に仕事を丸投げしてしまうのは、
仕事の定義が出来ないから。
仕事ではなく、願望では 制御も改善もできませんね。
次に、仕事の全体最適化ですが、
「全体最適化」という言葉の次には、大抵次の単語が続きます。
「+計画」
全体最適化計画は、あくまで予想で良かれと決める「前提」に縛られた計画で、予想に基づく弱さを持ちます。
予想が外れれば、最適でもなんでも、ありません。
予想が外れない様に安全バッファを持つなんてとんでもない。目的は予想を当てることではなく、全体最適です。
予測の成分を少なくした、真の最適化が、未来のDXコンセプトになるでしょう。誰がいち早く、このコンセプトをゲットするでしょうか。
リアルタイムな情報に基づく、全体最適化。
これを設計するに当たり、
仕事を 2層に分離・定義したくなります。
①抽象化レイヤー
リアルの現状がどの様であれ、それは単なるパラメータとして取り扱い、仕事、つまりプロセスの工程では、アクションが標準化(ロジック化)されている。現状にピッタリ寄り添ったアウトプットが出せる仕事、という定義。
GitHubの様なプラットフォームもこのレイヤー例のひとつ、その他TPS(トヨタ生産方式)もこの知恵に満ちてます。
②要素作業レイヤー
個々の動き、速さ、手待ち、やり直しなど、ムダを明確にして、徹底的に改善できる、愚直な仕事、という定義。
リアルがどう転がっても、再利用が効く仕事を定義しドライブ・マネジメント、仕事を巧みに実行してレベルアップ
DXは、こうした全体最適化に貢献するでしょう。
責任区とかテリトリで縛って、成果を横並びに並べて、競争させるというマネジメントは色んな所で聞きます。
組織のパフォーマンスを上げるために、個人の頑張りに頼るというマネジメントは労働力を消費、消耗させてしまうので長続きしないですよね。
この記事をきっかけにPMをしっかり学びたいと思います。
何にでも意味があると思いながら生きている方が、人生を楽しくできそう。
DXも効率性が注目されがちだけど、実現するためには効率性以外のところでも、何のためにやるかを考えたい。
というのはDXは実現したいことの手段の1つに過ぎないのだから。
やはり天才過ぎる。