全学生に生理用品無償提供、「生理の貧困」撲滅へ フランス
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女性にまつわる話題の中で、 「タブー」とされやすい話題について対話が広がることを通して、 女性たちのQOL向上、 エンパワーメントに貢献する「Let‘s talk !」というムーブメントが、日本でもサンリオエンターテイメントの小巻社長のリードで始まりました。
お恥ずかしながら、私も生理について、このような問題があるのは知らなかったですし、日本でも生理用品を軽減税率対象に、という呼びかけがあるという事も知りませんでした。
「Let’s talk!」では、生理に限らず様々なトピックについてオープンに語られることを目指していますが、これらは「生死」の問題であって、きちんと対話し、理解をすべき話題である、と思いました。
「生きる」には、生命としての生だけではなく、well-beingも含まれますが、「命」という視点だけでも、避妊、中絶、子宮頸がんなど、身近にある生死に関わる事象に対して、私たちはあまりも教育を受けてきていないと改めて思いました。
年間17万件程度(465件/日)の中絶が行われている事実。毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約3,000人が死亡し、2000年以後、患者数も死亡率も増加しているという事実。
例えば避妊について低用量ピルや緊急避妊ピルの存在について、日本の性教育で教えられているイメージはありませんが、知っていれば避けられた事もあるのかもしれない。
子宮頸がん・HPVウィルスについても同じです。
大学生の頃に、婦人科検診でHPVウィルスが見つかって
「子宮頸がんになるかもしれませんね」
とお医者さんに言われて、怖くて泣いた記憶があります(知識がある今となっては、落ち着け、なんですが)。
不妊治療については、最近ようやく語られ出しましたが、生命としても、女性が長い人生の中でどうキャリアを形成していくかを考える上でも、とても重要な事だと思います。
「老若男女問わずみんなで語ろうぜ!」とは思わないのですが、当事者に関わる人は全員理解すべきだと思います。
例えば中絶が1番多いのは、20-24歳という若い層で、これは親、教師、恋人、身近な年長者がもっと理解し、会話するべきです。
「自分の生き方」を考える意味で避けて通れないものですし、社会も「少子化問題」「ジェンダー問題」を掲げるのであれば、これらも合わせて議論すべきだと思いました。