【1分グラフ】ドンキ、アメリカの「900億円スーパー」を買う
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今回買収した「Gelson's(ゲルソンズ)」は、ロサンゼルスを代表するセレブ御用達のプレミアムスーパーマーケットですね。ハリウッドやサンタモニカ、マンハッタンビーチなど、南カリフォルニアに27店舗を展開しています。デリ(惣菜)が美味しくて種類が豊富といわれていて、イートインやワインバーなどがあり、観光客が行っても楽しめると人気のお店です。
ドンキを展開するPPIHによると、創業70年の歴史があり、新型コロナウイルス禍でもブランドに対する安心感と、ロイヤルカスタマーの強い支持を受け、市場シェアを大きく伸ばしている」とのこと。
農産品(たとえば和牛など)を中心に、日本の高品質商材の輸出・販売のプラットフォームとしても期待しているようで、1+1=2ではない、シナジー効果の発揮ができるのではないでしょうか。
注目のコメント
スーパーということに限ると、なり物入りで海外進出したもののウォールマートやカルフールを含め日本企業に限らずほとんどが苦労・撤退しています。これはアフタコロナを睨んだ逆張りのM&Aとは思いますが、どんな戦略を取ってくるのか見ものです。
米国への参入で成功している日本の小売業が多くありません。代表的なのは、セブンイレブンでしょうか。ニトリやユニクロさえも奮闘中です。
ドンキがこれから、西海岸からどうやって東側まで、拡大していけるか。
今後アメリカに圧縮陳列の店ができるのか、もしくはそうではない店舗になるのか、店舗名はどうなるのか、その辺りからも、戦略が見えてきそうです。PPIHに占めるドンキ比率は買収により少しずつ下がっています。グラフを見る限り、全てが好調というわけではないですが、ポートフォリオにはいろんな業態とエリアが混ざっているので、バランスよく成長余地を探っている、という印象。そろそろもう少し大型の買収が来るのかもしれません。