イスラエルがワクチン外交へ 大使館のエルサレム移転後押し
コメント
注目のコメント
イスラエル政府は、まずパレスティナ自治政府の統治地域に住む400万人のパレスティナ人にワクチンを提供するのが先でしょう。人口400万人で人口密度が高く、毎日千人程度が新規感染確認されていて、増加傾向にあります。横浜市内だけで毎日千人の感染が確認されているようなものです。
もっとも、イスラエル政府のワクチン外交はそう単純ではなく、パレスティナ人に対してファイザーやモデルナのワクチンは提供しませんが、ロシアのスプートニク・ワクチンが送られるように手回ししています。実際のところ、パレスティナ人の間で感染があまりにも広がり、イスラエル人にも影響が出ると困るのでしょう。隣国の内戦中のシリアへもやはりロシア製ワクチンが届くように手配しています。
ワクチン外交といえば中国が有名ですが、チェコなども中国製ワクチンの提供ならば受けることができます。しかし、ヨーロッパ東部や中南米の国は、ハンガリーなどは中国ワクチン導入に踏み切ったものの、国民に中国製ワクチンを接種することには躊躇う国が多いです。かといって、ファイザーやモデルナのワクチンを提供してくれる国はありません。
自国民用のワクチンは世界でも圧倒的な早さですでに確保したイスラエルは、これから外交カードとしてワクチンを輸出しようとしています。世界一ワクチン接種が早い国がイスラエル。
1人でも多くの世界の方が救われる事を願ってますが、一方でワクチン片手に天秤にかけるような外交は避けて欲しいです。
人道支援が幅広く行き渡る事を望んでやみません。
日本でも開発が進み、日本製を世界に届けて欲しいです。大使館を〈テルアビブから）エルサレムに移転するならワクチンあげるよ、ということですよね。攻めますね、イスラエル。
エルサレムは三大宗教の聖地であり、特に重要な東エルサレムは第三次中東戦争でイスラエルが占拠した、とされています。
パレスチナやアラブにとっては、北方領土にロシアの首都ができる、みたいなものです。そりゃ怒りますよね。
もっと知りたい方は落合父の著作を読むべし。私も30年前、イスラエル旅行の前に熟読しました。
