「3/7に東京も解除」で調整 政府“今週金曜に決定”の方向
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諸外国に比べて感染者が圧倒的に少ない日本で規制が必要なのか?という意見は多くありますが、医師会が与党支持母体のひとつなので、彼らの意見を重用せざるを得ないでしょう。医師以外の法人経営層は売上に直接影響のある宣言を早めに解除してほしいと思う一方、一部(もしくは多数)の非経営層にとっては、テレワークサボりや補償が美味しいという意見もあり、恣意的に宣言解除に反対している人も少なからずいます。支持率や声が大きい方にだけ目を向けるのではなく、日本経済の中長期的視野を以って、科学的知見を元に判断してほしいですね。
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政治的には当たり前の流れでしょう。再延長となれば、経済活動を重視する民意がさらに離れます。医療と経済、どっちつかずとなってしまった感は否めません。解散総選挙までにかなり挽回しないと、政権は苦しいでしょう。
諸外国に比べて我が国の感染状況は遥かにマシなわけですが、病床が足らないということで、緩やかながらも行動が制限されました。その結果、緩やかにもかかわらず、我が国のGDPは諸外国と同様、陰惨たる結果です。この辺りをどう考えるか。仕事がしたいのに出来ない知り合いが私にも少なからずいます。胸が詰まる思いです。
さて、緊急事態宣言でコロナ病床需要はかなり抑制されたはずです。コロナ病床供給はどうなっているのでしょうか。漸く腰を上げたはずの医師会は、供給底上げの音頭を取っているのでしょうか。非常事態に規制影響業種が動員されるのは本来ならば当然ですが。また最前線にある医療関係者の方々の疲労を和らげる手立てを、知事達は取っているのでしょうか。それは公園の駐車場の利用を制限することではないはずです。その上で、報道もリスクばかりではなく、いい加減に前を向いて欲しいところです。【油断は全くできない】
実際の現場でも明らかにコロナ患者さんは減ってきた印象があります。
病床も余裕が出てきましたので、コロナ以外の入院に備えられるように調整しています。
ただ、全く油断はできません。
重症者数はこの「第3波」と呼ばれる昨年末から先日までピーク数から比べると約半数程度に減ってきました。しかし春先や夏の「第1波」「第2波」と比較しますと、現時点でも約2倍の重症者数です。
医療者の立場からしてもコロナに慣れてきた部分はありますが、何度もお伝えしている通り、まだ画期的な治療薬は無く、ワクチンも始まったばかりです。
「解除」されたからと言って、油断は禁物と考えます。都知事(?)による謎の都立公園駐車場封鎖がなければスッキリした展開だったと思います。たまには人の恨みを買わないようなプレゼンスの示し方も見てみたいと感じます。恐るべきは誰が見ても効果や時期について的外れの政策を静止できない都政の現状だと考えます。