米コロナ死者、50万人超える 大学集計
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米国にとって1月は過去最悪の月だったと思いますが、2月に入り、新規陽性者数は急速に減少しています。
1月に感染された多くの方が長い闘病期間を経て、命を落とされるケースが今も出てしまっていますが、この先急速に命を落とす方も減ってくると予想できます。
私たちの治療の選択肢という意味では限界がありますが、ワクチンの命を守る効果も非常に高いと期待されており、今後、より多くの命が守られることにつながるのではと期待しています。
私の医療機関でも今なお現在進行形で多くの方が闘病中ですが、ワクチンの広がりとともに、今後より多くの命が守られることを願っています。「アメリカの死者50万人」という数字だけ見ててもわからないことが多いので他の国と比較すると何となくコロナとは何かが見えてきます。
全世界の感染者数 1億1143万人:死者246万人:死亡率2.2%
アメリカの感染者数 2816万人:死者 50万人:死亡率1.8%
日本の感染者数 42万人:死者0.7万人:死亡率1.8%
台湾の感染者数 942人:死者 9人:死亡率1.0%
こうやって見ると「一度感染したら1~2%の確率で死ぬ病気」だとわかります。死者数の違いは感染者数の違いによるものであり、国ごとの違いはあまりありません。先進国・途上国関係なくどこも1~3%くらいの間に収まっています。「日本人は重症化しないファクターX」は存在しないようです。
日本や他のアジア諸国とアメリカとの感染者数の違いは国民性であったり文化の違いが大きいのでしょう。マスク・手洗い・三密避けるは比較的真面目に皆が取り組んでいますが、アメリカはいまだにコロナの存在を信じていない人がいるようなので。
もちろんこの数字は全期間のものなので、いろいろ知見が増えた現在では死亡率は多少下がっていると思います。が、国ごとの死亡率にさほど差がないことを考えると「医療体制の拡充」にはあまり意味がないと思います。特効薬が未だにないので、医療でできることも限られているのでしょう。ワクチンが広がるのは年内いっぱいかかりそうなことを考えると、やはり感染者数を増やさないことが一番の対策になるかと思います。1月上旬のピークには、新規感染確認が1日30万人を超えていた米国でも、1日10万人以下になってきました。
死者数のピークは1月下旬で、1日4千人を超えていましたが、こちらも1日2千人程度に減ってきました。
これは世界的に多く見られる傾向で、米国の場合、特に英国と似たパターンです。ワクチン接種が最も徹底しているイスラエルを除けば、ワクチン接種の効果による国の間の差異は、まだそれほど見られないように見えます。
インドやブラジル、インドネシアのように、2月上旬まで下がってから、今再び増加傾向、という国もあります。