デジタル教科書導入24年度目標 文科省の有識者会議
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教科書がデジタルになることは1つ教育の進歩ではある。
しかし、こと「本」に置き換えたとき、紙と電子書籍、どちらのほうが見やすく使いやすいかを考えてみる。
ポータビリティなら電子書籍かもしれない。UIの面ではまだ課題はある。
学習するにはどうだろうか。
・毎日学校で6時間画面を見るかもしれないと考えると、健康面に悪影響はないのか。
・盗難、破損から保証はどこまでなのか。
・1画面では教科書もノートも資料集もテストもというわけにはいかない。教師がデバイスで何を見せ、どのように利用し、学力向上を目指すのかを個々が設定しないといけない。
・そのデバイスは何年使用することを前提としているのか。スペックはどこまでを求めるのか。
・アプリを使用するなら何を使うのか。
・タッチペンは使うのか。
・そもそも「ランドセルが軽くなる」という理由なら1人2冊ずつ教科書を配るのは?家庭用と学校用。持ち運びはプリントとノートのみ。
紙には紙の良さがあり、学習では絶対に必要なもの。デジタル機器導入が目的ではなく、一人一人の教師が手段として最適なものを選択する必要があり、「俺は紙でやる」ということも容認していく幅の持たせ方は必要である。
注目のコメント
一人一台デバイスが整備されるに伴い、ランドセルも軽くなると思いきや3年先。デバイスは整備されましたが、子どもは依然として肩が壊れそうなくらい重いランドセルを背負って登校してます。子どもも「デバイスに教科書が入ったら軽いのに」と。「先生から、"デジタルにするには1教科5万円かかる"と言われ、そんなお金学校には無さそうだ」と。
デジタル教科書により、ランドセルの重さが格段に軽くなる!と子供たちに言いたいところですがまだ少し先なのですね。
それでも長年継続して紙の教科書でしたから、デジタルへの進歩ですね。
デジタル教科書が作られると、そのコンテンツのデザインや操作性等がまた評価され、よりよい教科書にと常にアジャイルにアップデートされ続けるサイクルになりそうですね。
教科書の評価もすぐにデータで分析され活用される動きになっていくのではないでしょうか。
いつも教科書を忘れた、と子供が出ていった後にすぐ戻ってくるような姿ではなく、デジタルにダウンロードできるようになり、もう忘れ物を親がわさわざ届けるケースもなくなるのでしょうか。IBの学校に通ううちの子供たちを見ていると、課題が幅広く、かつ横断的で、教科ごとに教科書を直線的に勉強するのとは違った学習システムです。そして、実際教科ごとに教科書というものがないようです。教科書は知識を体系的に網羅してあり、それぞれの分野をきっちり効率よく学ぶのにとても適していると思うので、子供の勉強を見ていると「もっとしっかりした教科書があれば!」と思うこともありますが、分野をまたいだり、知識を生かしたり、答えのない問いにチャレンジする、という面では、デジタル教科書でダイナミックな学びができるようになることに大きな可能性を感じます。そういう意味で、ただ単に今の教科書がデジタル版になるだけで終わってしまうならば、残念です。