デジタル教科書導入24年度目標 文科省の有識者会議
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GIGAスクール構想が3月中にほぼ完了するとのことですが、この情報には疑問を感じます。もう3月になるのですが、今年度中に私が属する自治体に確実に配備されると知らされているのは、古くなったものを交換するための電子黒板のみです。
子ども達1人1人への端末に関しては、実物どころか配備スケジュールさえ知らされていません。自治体によって差があるのは「完了」とは言えないのではないでしょうか。
また、デジタル教科書の活用で児童生徒の理解度に応じた授業が可能になるとありますが、個人的にはデジタル教科書は補助的には役立つものの、子どもの毎日を輝かせることに役立つような根本的な授業改善には繋がらないと思います。それを実現するためには、教育制度の改善と学校現場に根強く残る子どもに対する評価軸・評価慣習の改善が必要です。
注目のコメント
一人一台デバイスが整備されるに伴い、ランドセルも軽くなると思いきや3年先。デバイスは整備されましたが、子どもは依然として肩が壊れそうなくらい重いランドセルを背負って登校してます。子どもも「デバイスに教科書が入ったら軽いのに」と。「先生から、"デジタルにするには1教科5万円かかる"と言われ、そんなお金学校には無さそうだ」と。
デジタル教科書により、ランドセルの重さが格段に軽くなる!と子供たちに言いたいところですがまだ少し先なのですね。
それでも長年継続して紙の教科書でしたから、デジタルへの進歩ですね。
デジタル教科書が作られると、そのコンテンツのデザインや操作性等がまた評価され、よりよい教科書にと常にアジャイルにアップデートされ続けるサイクルになりそうですね。
教科書の評価もすぐにデータで分析され活用される動きになっていくのではないでしょうか。
いつも教科書を忘れた、と子供が出ていった後にすぐ戻ってくるような姿ではなく、デジタルにダウンロードできるようになり、もう忘れ物を親がわさわざ届けるケースもなくなるのでしょうか。IBの学校に通ううちの子供たちを見ていると、課題が幅広く、かつ横断的で、教科ごとに教科書を直線的に勉強するのとは違った学習システムです。そして、実際教科ごとに教科書というものがないようです。教科書は知識を体系的に網羅してあり、それぞれの分野をきっちり効率よく学ぶのにとても適していると思うので、子供の勉強を見ていると「もっとしっかりした教科書があれば!」と思うこともありますが、分野をまたいだり、知識を生かしたり、答えのない問いにチャレンジする、という面では、デジタル教科書でダイナミックな学びができるようになることに大きな可能性を感じます。そういう意味で、ただ単に今の教科書がデジタル版になるだけで終わってしまうならば、残念です。