SNS時代における「論壇とネット教養」【ゲスト:東浩紀】
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面白かった。
そう、僕がSNSを嫌いなのは考える時間がないから。
本や新聞なら、読んでいて疑問や反論が湧いてきても、すぐに質問したり怒りの罵詈雑言をコメントしたりは出来ないから、自分の中でもっと考えを深めたり煮詰めたり気持ちを振り返ったり自省したり怒りの炎をゆっくり鎮火させる時間的余裕があります。
それがないからSNSはすぐシンプルな言葉での罵りあいに堕ちる。
コミュニケーションにはある程度困難さがあった方が想いが熟成されて良いのかもしれません。
昔の恋人同士の文通みたいに。
注目のコメント
「考えなくなっている」のはその通りなんだけど、その「考えなくなっている人」自身が「俺は考えている」という気になっているのが結構深刻で。
それ考えているわけじゃなくて、自分の不快の感情を単に理屈付けして安心しているだけなんで、反射行動に近い。考えていないから相手の論を理解せず自分の理屈しか言わないから噛み合わない。ツイッターのレスバトルなんてみんなそう。すげー、面白かった。
自分自身、人と会って話してる方が頭回ってるなぁって、以前から思ってた。それについて、考えてるだよと東さんの説明に、妙に納得。
あと。堀江さんの5行以上の文書読めない人多いよね論と、東さんのSNSの罪の面の話が、上手くマッチングしてて良かった。
沢山の情報処理してる気分になってるけど、考えてる事しか、自分の中に残らないよね。
NPも他の人のコメント先に見ちゃうと、自分のコメント(考え)に影響受けちゃうと思うので、まずはニュース読んで自分だけの言葉でかいてから、他の人のコメント読もうーっと。少し前の佐藤優といい東浩紀といい、なんというか自分の中で打線を組みたくなるようなラインナップが続いていて、とても見応えありました。
ゲンロン戦記も発売してすぐに読みましたが、中身としての経営観とか人間観とかの示唆もそうなんですが、東さんという当事者が一人称で、喜怒哀楽とセットでリアルタイムでサイドストーリーを語るのはコンテンツとしてとても価値があると感じます。
評伝より自伝であり、三人称より一人称であり、DoingよりFeelingであり、ゲンロン戦記を通していろんなことを思いました。