「インドア農業」コロナ禍で脚光、投資・参入が加速
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植物工場は様々なテーマで希望になるものだと思っています。
日本の基幹的農業従事者(普段、仕事で主に農業に従事している者)の年齢をみると、65歳以上の占める割合が68%です。
世界の児童労働問題では、子供にとって農業が最も危険な産業分野として位置付けられています。管理されていない農薬の使用による健康被害、重労働などの影響によるものです。
また、SDGsでもターゲットになっている水不足問題ですが、これらは農業による灌漑の影響も大きく受けています。
私はメキシコ在住ですが、メキシコでは土壌にバクテリアが多いらしく(場合によっては死ぬ)、スーパーの野菜売り場には野菜消毒液がおいてあります。イソジンみたいなので、2~3滴たらしたボウルに水を入れてこの消毒液を2~3滴混ぜて洗います。これが面倒なので日頃は工場栽培のレタスを買っています。(アボカドとかでもサルモネラ菌がよく検出されるらしい)
ちなみに世界の5歳未満児の死亡の二大要因は、“肺炎”と“下痢”といわれています。下痢は主には不衛生な水が要因ですが。
注目のコメント
日本の食料自給率は、野菜生産でさえ、種苗の調達までを含めると食料自給率は8%未満となります。
シンガポールは、30 by 30という戦略を打ち出し、2030年までに食料自給率を30%(現在10%)まで向上させるという目標を掲げています。
そのため、スマート農業や細胞農業など、先進技術に関しても積極的に導入しています。
日本も、食料自給率が決して高いとは言えない状況であるため、抜本的な見直しを早急に図るべきだと思います。面白い記事です。
世界で戦争、危機、テロが発生すると、農業の技術革新が起きる歴史があります。食料安全保障を考える国が、農業を支援するためです。
9.11、リーマンショック後も、農業の技術革新が進み、先進国の農業輸出が伸びるという現象が起きてます。先進国は、危機時に食料自給率が少しづつ改善されます。
唯一、ここ30年食料自給率が横ばいなのが日本だけ。日本の目指すべきグランドデザインが問われている気がします。完全閉架型の植物工場は電力を前提とするしかなく、採算ベースに乗る国がほとんどないのでは。電力を前提としているなら、本文中にもある通り、膨大なコストがかかることになる。エネルギー政策における太陽光と同じように、構想の実現に苦慮する領域と感じる。
また、清潔な水が前提であることも、日本のような上水道が完備している地域でしか実現性が低く、そのような場所は都市地域で面積収益性が稼げないことも予想できる。夢のある話をしたいが、日本でも数十年検討がされてなかなか採算ベースになっていない市場。技術進化がないとこれ以上はなかなかスケールしない領域ではないか、というのが率直な印象だ。