【内幕】エリート集団、商社マンの「栄光と苦悩」
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「商社はダサくなったのか」というコピーが入っていますが、このような視点で企業をとらえて記事を読んでいるとすると、そもそもが間違っていると思います。では(コンサルが人気みたいですが)コンサルやBig Techはイケてるぜ!なんですかね。。釣りだとは思いますが。。
いわゆる総合商社には、毎年多くの優秀な学生が就職します。人材の層は厚く、素晴らしい人材はたくさんいます。給与水準も国内企業と比較すればかなり高いと思います。ただ一方で配属先でやっていることは全然違っていて、一言に「総合商社」といってイメージとギャップが大きい人も多いそうです。事業の管理といいつつ、実態は関連会社に丸投げしており、スキルはほとんど磨けず、仕事はできないが給与だけは高く、プライドだけが肥大化している人もたくさんいるようです。
良くも悪くも、総合商社は憧れる人も多いし何かと話題になるので、一面的な見方をせず、よく考えましょう、という話だと思います。
※中の人ではありませんので、勤務する友人や知人の話です
注目のコメント
商社はいかにグローバルの最前線で本社の意向通りにスムーズに動いてくれるかというリモート統率力が強みの会社。なので引き継ぎたとか社内報告だとかが非常にしっかりしている。文章力や報連相、新しい環境での関係構築力などのビジネス基礎スキルは極めて高レベルで鍛えられる。
他方、属人的な事業を嫌うので非連続な事業展開や組織展開は求められない。結果、いわゆるノンコンセンサスでの意思決定を伴う経営力や急速な組織変革が必要な大胆な戦略実行は磨きづらい。20代の方ばかりのコメントで正直「見えてない」感じ。学生が想定読者だから若い人の話が参考になるかというとそうじゃないと思います。
自分も若い頃「見えてなかった」。
若い頃「つまんない」と感じてた仕事も実際、中堅になって担当してみると、改善できることや自分の得意なことを生かせたし、それがのちのキャリア形成、転職してからもプラスになったことがあった。イメージ先行とはいえ、商社の持つ採用力は大きな武器。
これが分厚い人財という資産になり、会社を支えてきた。
しかしながら、これは求職者の「期待値」に対して、入社後の「満足度」が高かった場合に生まれる好循環である。
記事にあるようなルーティンワークに終始したり、失敗を恐れてチャレンジできない風土が蔓延するようだと、「期待値」より「満足度」が低くなり、悪循環を招く。
結局、企業として変化し続け、顧客にも社会にも、そして従業員にも本質的な価値を提供し続けなければならないという、極めて当たり前のことを求められるんだと思う。