日航、客室乗務員の派遣「接客講座」を事業化へ
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コロナ禍による雇用維持のための緊急対応策、それとも、本腰をいれた事業化?
緊急対応ならまだしも、経験上、こうした本業・本職とは異なる、派生業務による事業化には反対だ。
CAを希望して就職した人に、事実上であっても、他の職種を強制するのはおかしい。
CAの経験を持ち上げることで、雰囲気で事業化するのは、思いつきでしかない。
そもそも、しつけや礼儀、言葉使いなど教える「接客講座」は、巷にあふれていて、差別化が難しい。
「日本航空」のブランドが通用するとの思惑だろうが、そんなに都合良くはいかない。
自動車のディーラーへの出向へするCAが報道されていたが、その効果は疑問だ。顧客の属性や扱う商品が違いすぎる。
イメージ先行のこうした他業種・他職種への出向制度やそこから発展した「多角化」は、昔から多用されている、「アホな」経営者による愚策だ。
そうして多角化で作られた会社はおびただしい。しかし、その後、それらは、専業の会社に売却される。
つまり、体の良い人員削減策なのだ。
当の従業員は、職を失う位なら我慢しようかという程度の、士気の上がらない「転職」だ。
注目のコメント
客室乗務員の接客をどう活かすのか?
その企業のビジョンや価値観により大きく変わります。
Apple Storeをオープンするとき、Disney StoreとRalph Laurenからキーパーソンか採用されました。
当時、スティーブ・ジョブズが何を求めたのか想像できますよね。
もちろん技術的知識は大切ですが、ゲストへの対応、Apple Storeでどんな経験をしてもらいたいのかを考えた結果です。
「Exceed Expectations」ゲストの期待を超える。これを目指す企業が、客室乗務員クオリティの接客を活かすことができます。「なるほど、こういう道があったか。」という参考事例ですね。
航空業界は最もコロナ禍の影響を受けている産業の一つで、以前より客室乗務員の出向がニュースになっていましたが、「接客講座」を事業化するという考えは思いつかなかったです。
客室乗務員は単なる従業員ではなく、航空会社にとっては多大な教育投資をした貴重な人財ですからね。だから、「飛行機」の場が奪われたなら、「地上」でその能力を発揮させよう、ということですね。
SWOT分析を繰り返したのでしょうか。外的環境の急激な変化にもめげず、自社の強みを洗い出して別の方向にリソースを集中させるというのは、確かに経営の定石ですが、口で言うほど簡単ではないので、今回の試みは素晴らしいと思います。いい勉強になりました。