静岡市発、世界に先駆ける「安全と経済を両立する」MaaSの全貌
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提供するアプリの機能の一つとして、静鉄電車の車両内のリアルタイムに把握した混雑状況を「座席に座れる程度」「ゆったり立てる程度」「肩が触れあう程度」「混雑しています」の4段階に区分して全15駅分参照できるようにし、この4段階に合わせて、商店街などで使える電子クーポンを発券する機能も用意し他とのこと、
最も混雑していない「座席に座れる程度」の場合はAクーポン(150円引き)、「ゆったり立てる程度」の場合はBクーポン(100円引き)、「肩が触れあう程度」はCクーポン(50円引き)といったかたち。クーポンは駅に設置したデジタルサイネージからQRコードをスマホで取り込む仕組みでクーポン配布。
混雑の平準化と消費行動の促進を実施した「感染症予防・拡大防止と社会・経済活動の両立」の取り組み。恐らく1社では実現することができないが、大きな目的に向かいその課題解決に向けて地域全体で取り組んでいる。日本人の強みでもある「一体感」が発揮されている取り組みであると言えると思う。
少子高齢化が進む地方において、5年後10年後の交通インフラで困ることは想像に難しくないが、そこに実際にアクションを複数プレーヤーを巻き込んでアクションを起こしているという点は他に類を見ないと思う。「緊急性を伴わない(と思っている)が重要である課題」について、どう警鐘を鳴らし行動を促していくかという点が、我々コンサルタントにとっても非常に大切な視点であると感じた。
注目のコメント
コロナ禍がまん延して、「生命と経済の両立」が頻繁に議論されるようになりました。なかなか難しいこの問題。ですが、しずおか市が中心になったあるMaaSプロジェクトがそれに挑んでいました。決して大規模ではありませんが、密を避けながら、地域のお店を活性化させる仕掛けで、ナイスアイデアと思える内容。ぜひご覧ください!
ありたい姿をしっかり議論し、そこが握れているなら、あとは手法論の話。もちろん簡単ではないけど、それも時代のニーズとともに、またテクノロジーの進化とともに、柔軟に変えていけばいい。
とにかく、ありたい姿が明確に描けていることが、何より大事。しずおかMaaSはこれだけ世界の先駆けと評価されているにもかかわらず、発足からわずかに2年とは驚きました。本気で地域一体になり取り組めばここまで出来るという希望の持てる素晴らしいケースだなと。
まだまだ来年度も地域住民にとって嬉しい取組を協議中とのことで今後の展開も楽しみです