社会人の転職に関する調査 2人に1人は転職を経験、入社1日で見切りをつける20代が1割
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◆正しく数字を読み解くリテラシーが必要
この記事で一番インパクトがあるのはタイトルにもなっている入社一日でやめた20代が1割という部分だろう。ただしくは「最短の在籍期間が1日と答えた20代が11.4%だった」ということだ。
元の調査はこのサイトに記載がある。
https://www.riskmonster.co.jp/mailmagazine/post-8706/
わかりやすい設定で、各世代男女50名ずつ×20-60代までの5階層で500名からアンケート。つまり20代は男女50名ずつ100名が回答している。その中で転職経験ありが44%(=44名)。その中で1日で辞めたというのが11.4%(5名/44名=0.1136・・)から求められた数字だ。正しくは100名の中で一日で辞めた人間は5名いたという結果である。
もう少し詳しくみると興味深い傾向がみえる。1カ月以内にやめた人間の数だが、20代は10名(転職経験者44名×22.7%)で、30代9名、40代9名、50代9名、60代9名である。各世代100名の中で約1割が1カ月以内に転職した経験を報告している。
この数字をみてどう解釈するかがポイントだ。このアンケートは母集団をどのように集めたのか、母集団は設問はどうとらえたのだろうか。正社員として就職して一か月以内にやめたのか、バイトを一か月以内にやめたのか(20代の若者がバイトを1日でやめても違和感はさほどない)。各世代100名きっかりでアンケートしているが、多量にプールした人の中から無作為に選んだのか、早いもの順で100名で締め切ったのかでも母集団の傾向は違うだろう。
出てきた数字だけとらえてしまうと大きな誤解を招く可能性がある。どのように調べられた数字なのかをよくよく見ないと見謝ってしまう。数字をどう読み解くか、リテラシーが重要である。
注目のコメント
この現実を受け入れるところからスタート。 ミスマッチなのか、それとも情報不足からくるものなのか?
もし事前に十分な情報が有れば その就職を決めなかったのだろうか?
極端に慎重になる必要はないが ある程度のキャリアプランと軌道修正できる余裕があった方が良いだろう。 今後働き方も変わってくるので 将来を予測して自分でスキルをつけることも必要。とりあえず就職する。
そんなことをしなくてもいい状況にした方がいいですね。
転職は本当に簡単になりました。一方、自身のキャリアディベロップメントを考える重要性が、ますます高まります。見切る判断力が凄まじい
わたしもホテルの給仕のバイトの研修1日目で
「あっ、これ。むいてないやつや」と気がついて、その日のプログラムの途中で謝り、辞退しました
体感してわかるものもあるので一概に1日離職を責められませんが、体験入社ができるようになったら、要らぬ我慢も変な幻想もなくなって双方ハッピー、、
となるといいんですが、現実問題、嫌な仕事は誰もしなくなるのは厄介ですね、、