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ワクチン接種1回で発症85%減 イスラエル研究者が発表

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    S&S investments 代表取締役

    先進主要国においてワクチン接種で先行する英国は2回目の接種より、なるべく多くの高リスク者に1回でも接種を優先する対策取ったけど正解だったよう。実際にこの3週間で、7日間平均の死者数は3分の1近くにまで急減してきている


注目のコメント

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    各国のワクチンの承認の根拠となった第3相試験とは異なり、少し注意書きが必要な研究結果です。

    まず、この発症率の低下が示された期間はワクチン接種後15日から28日目に限定されます。その後にこの数値が高くなる可能性も低くなる可能性もありますが、それ以上のことはこの研究からは分かりません。

    また、この研究のなかで比較対象とされたのは、研究の外側の医療従事者です。研究に参加した人はより熱心に観察されたことにより、感染者や発症者をより多く捉えられた可能性があり、その場合ワクチンの効果を低く見積もってしまっている可能性があります。また、その逆もありえます。

    このような研究の限界を十分理解した上で数値を考察する必要があり、85%を一人歩きさせてしまっては間違います。

    ただ、1回でもある程度の効果を一定期間出しそうだと考えるには十分な情報でもあり、今後のワクチン接種の戦略に影響を与える可能性があります。

    引用文献:https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)00448-7/fulltext


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    東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士

    あくまで感染リスクの高い医療従事者に対する検討であること、そして期間が限定されていることから、実際の有効性をそのまま評価してはいないという限界はあります。
    そのため、山田先生のご指摘通り、『85%』を額面通りに受け取れません。
    しかし、有効性があきらかになってきたことは間違いなく、接種率を高めた国から出口戦略を考えることができるようになる可能性がみえてくるのかもしれません。

    この研究結果に関し、簡単に翻訳して共有します。
    ▷新型コロナ(SARS-Cov2)ワクチンは、単回投与でもある程度の有効性が期待できるかもしれない
    https://pediatric-allergy.com/2021/02/20/bnt162b2-vaccine/


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