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かなりの朗報です。温度がマイナス80~60度での輸送・保管は相当に大掛かりな機材になると思われますが、マイナス25~15度は一般の冷凍庫の温度です。2週間までの品質保証だとしても、対応できる国・地域が増え、小口配送先では温度管理が不適切として廃棄されるリスクをを大幅に減らすことが可能になります。この申請内容であれば、物性の安定性の証明を得られれば認められると思われますので、日本でも申請され、日本では特にクリニックなどでもワクチンの在庫も可能になってきます。(各国での既承認内容の変更申請が必要です)。

関連するWSJの報道では、独バイエルン地方では、これまでに超低温の温度管理を満たさなかった2000回接種分のワクチンが廃棄されているとの記載も見られています。
短い記事なので全貌は不明ですが、マイナス80℃でサプライチェーンを準備するのはあまりに大変なので、どうするのだろうと見守っていました。WHOが世界中津々浦々までワクチンを!と主張していましたし、品質が保たれるのであれば朗報です。
良かった!
温度変化がないかのモニタリングは必要ですが、輸送も管理もマイナス80度を特別に用意する必要がなくなり、広がりやすくなります。
関係者の皆さんはホッとされていると思います。
ファイザー社製の新型コロナウィルスワクチンはmRNAワクチンであるため、mRNAを分解してしまうRNA分解酵素(オートクレーブ滅菌処理でも完全には失活できないため、製造過程でその混入をゼロにするのは非常に難しい)による分解を防ぐために、その保管には−80℃が必要ということでした。

今回新たに-25℃でも2週間は安定であるという要件変更申請があったとのことなので、ここからmRNAワクチン製造工程の厳格な生産管理と安定性試験の結果に裏付けされていることが読み取れます。−25℃であれば病院などに常設してある冷凍庫でもワクチンの保管ができるようになりますので、広くワクチンが使われるようになるための大事な申請だと思います。
ある意味、ワクチン普及の大きなネックだったワクチンの保管温度が緩和可能ということかと。これは朗報。
「ファイザー製ワクチンはセ氏マイナス80─60度で輸送・保管する必要があるとされているが、2週間までならセ氏マイナス25─15度で保管できると要件を変更」

Pfizer Vaccine Is Highly Effective After One Dose and Can Be Stored in Normal Freezers, Data Shows(WSJ)
https://newspicks.com/news/5630960
これも、医薬品のマーケティング戦略の一環?と、多少穿った見方をしてしまいます。

ファイザー製薬のワクチンは、西側では先陣を切った訳ですから、当初は『効果は素晴らしいです!だから保管がこんなに大変だし、在庫管理も大変だから、相応の対価を払って!』と言って、金払いが良いお金持ちな国に、万全を期した条件で売り出しました。
けれども、競合製品も出てきて、オペレーションが楽な競合に対して優位性が弱くなったので、ハードルを下げてきた…

プレミアム食パンは賞味期限が1日で売っているのと同じ理論だと感じるのは私だけでしょうか。
これはかなりの朗報ですね!

ファイザー製ワクチンはセ氏マイナス80─60度で輸送・保管する必要があるとされているが、2週間までならセ氏マイナス25─15度で保管できると要件を変更するようFDAに申請した。
ファイザー社のワクチンの最大の難点は保存において求められる温度であると言われていましたが、2週間程度の保管であればそこまでの超低温でなくても品質に問題ないというのは、実務的な観点からは朗報なのではないか。これであれば、地域の小規模な医療施設でも接種が可能になるはず。
保管温度条件は、ファイザーではなくFDAが決めた…ということでしょうか?

マイナス80℃~マイナス60℃と、マイナス25℃~マイナス15℃というのは、物流、保管において、世界が違うと言ってもよいくらいの差があります。

もともとの根拠な何だったのか知りたいですよね。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
ファイザーのワクチンはマイナス70度程度の低温で輸送する必要があるとされているため、特殊コールドチェーン、特殊冷凍庫の投資など輸送網、保管設備への投資が大きな障壁。マイナス25度になれば一般の冷凍庫なので障壁はかなりさがります。輸送というものはやっぱり大変大事なインフラだということですね