Woven City着工へ本格始動 リーダーたちが語る再編の狙い
コメント
注目のコメント
『(Areneは)例えるならば、パソコンで言う「Windows」のようなもの』
Windowsの様なOS進歩の道筋と比較すると興味深いです。
パソコン初期の頃は ハードウェアのI/Oを通して、ハードウェアの仕様に則った制御をプログラムする事で、絵を描いたり、音を鳴らしたりしました。マシン語でする事の大部分は、計算を除けば具体的なハードウェア制御です。例えば特定のメモリに数値を書き込むと画面に点が描画されましたし、PC-9801のGLIOというものを仕様通り呼ぶと線や円を描いてくれました。
時は前後しますが、OSのアーキテクチャで際立った一つに標準入出力がありました。入出力の手続きが標準化され、仮想デバイスに対してプログラミングするだけで キー入力もファイル入力も区別せず、プリンターもファイル保存も同じプログラム、ハードの制御は要らなくなりました。
画像処理の様な大量の情報処理が求められました。コンピュータで情報処理を行うには、RAMと言われる高速なメモリー領域を使いますが、16ビット時代のアーキテクチャを引きずった時期が長く、広大なメモリを使うには、例えると、まずマンションのエレベーターで何階かを指定して、そのフロアーだけアクセス、別のメモリにアクセスしたいなら、またエレベーターを移動、そんな手間が当たり前でした。
また、RAMは高価だったので、ディスクドライブの領域を活用しながら、大量の処理を行なっていました。JPEGの初期のソースコードはその様で大変理解し難かったのを思い出します。
こうした難儀は見逃されません。Windows95は、あたかも広大なメモリーがあるかの様な土台を開発者に提供しました。Win95がハードディスクとRAMを駆使して、プログラマーは好きなように仮想メモリにアクセスでき、ソフトは一気に発展しました。
こうして、OSはハードウェアを「抽象化」する形で進化し続け、開発者を助け、ソフトは発展しました。Azureクラウドに至っては 大量のサーバー群も仮想化され、開発者はサービス開発に注力でき、超高速開発が手の内になって来てます
クルマや都市のOSも、Wovenの志のもと、美しい抽象化モデルの道筋を思い描いて、開発、セキュリティ、運用、何よりお客様ニーズに触発されたユーザビリティに 追従してくれると思うと、心踊らされます。TRI-ADからWoven Planetグループの再編に関するキーマンインタビューです。再編の理由はもとより、ソフトウェアの内製や「Arene」とは一体何なのか(わかりやすく開発して欲しい、とも!)など、突っ込んだ質問も飛んでいます。
幸せの量産をする、十人十色である「幸せ」に向き合うという、真摯な姿勢を感じました。