長期金利上昇、一時0.1% 2年3カ月ぶり高水準
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なぜ上がったかです。
考えられる理由の一つは、
経済対策の規模も大きく、ワクチン接種も始まり、特に米国は自国で製造されているファイザー製ワクチンは、自国民向けにしか使わないとバイデンが決めているということも指摘できます。
そういったことへの期待が、株高・金利上昇をもたらしている。
もう一つは、今すぐではありませんが、これだけの国家債務を膨らませた経済対策ですが、その効果は一過性でしかなく、債務問題が持ち上がるというもの。
しかし上がったといっても、米国10年金利は、0.9%が1.3%に、日本は0.02%が0.1%になったにすぎません。
日本の場合、この金利で1000万円の国債を買えば、1年間で1万円の利払い、税引後で8000円ということです。
これで上がったと表現せざるを得ないのが、今の金利です。
そこで最後に要点です。
今マーケット関係者が固唾を呑んで見守っているのが、どの金利水準で、FEDとBOJがオペレーションを実施して、金利を押さえに来るかということです。
そこが、現在時点での、金利の上限ということになります。
リーマン以降、"中央銀行に逆らうな"というのが、債券市場のセオリーですからね。
中銀が設定した金利のレンジは、ほぼ絶対的なものです。