英、ミャンマー国防相らに制裁 スーチー氏拘束を非難

ロンドン=下司佳代子
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 英国政府は18日、軍事クーデター後のミャンマーで人々の生存権や集会の自由の権利などが侵害されているとして、ミャントンウー国防相ら国軍関係者3人に、英国内での資産の凍結や英国への渡航を禁止する制裁を科す、と発表した。

 英国からの開発援助が間接的にでも国軍を利することがないようにする措置も講じた。最も貧しい人たちに援助が届くような仕組みを作るという。ラーブ外相は声明で「英国は、軍事クーデターや、アウンサンスーチー氏や他の政治家らの恣意(しい)的な拘束を非難する。人権侵害の責任を問い、ミャンマーの人々のために正義を追求する」と述べた。

 クーデターを指揮したとされるミンアウンフライン国軍最高司令官に対しては、少数派イスラム教徒ロヒンギャを迫害したとして、英国は昨年7月に制裁を科している。(ロンドン=下司佳代子)

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