住信SBIネット銀の勘定系刷新、日立切り替えから日本IBM更改に方針転換
日本経済新聞
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「当初は日立製作所のオープン勘定系システムを新たに採用する計画だった。システム刷新の期限が迫るなか、時間的な制約などを考慮し、既存システム(日本IBM)の更改にかじを切った形だ。」
このニュースからスタートアップが学べることは:
1、大企業向けのシステムやソフトウェアは、機能やUI/UXなども大事だが、導入コストや導入プロセスも非常に大事であること
2、日本金融業界の最先端に行っている銀行でさえ、まだまだクラウドベースの勘定系システムは採用しないようだ金融機関にとって勘定系のシステム更改は非常に経営にインパクトがあります。さらにベンダーを変えるということはそれだけ移行コストやスケジュールが長期になる可能性が高くなります。
日本の金融機関は勘定系システムの肥大化が事業の動きの妨げになっているという指摘もあります。
なればこそ、例えば勘定系システムのダウンサイジングも手段の一つですが、各金融機関難しい舵取りの中で、自分たちで策定している中期の経営計画にどこまで織り込めるかによって動きが変わりそうです。新システムはどれだけテストしても本番で想定外のバグや障害が出てしまうもんですから。多くの顧客がいる場合、すでに実績あるシステムを最小限の仕様変更する場合しか新システムとして採用するなんて怖くてできるものではないよね。
それと、地銀連合でSBIとフューチャーが組んでいるというのは結構、インパクトがありそうな話かな。