ゲームストップ相場仕掛け人、自称アマチュア投資家提訴－株価操縦で（Bloomberg）

コメント

選択しているユーザー

• kaikei 【PRO】

  YouTube「kaikeiちゃんねる」 経済誌キュレーションドットコム

  ・2021年02月18日

  買い煽りだけじゃ裁判には負けないだろ。
  
  と言う所で「アマチュアと偽った」って部分を争点にするのね。
  
  かつての所属会社の監督責任なんか問えるか？

注目のコメント

• 冨田 有吾

  米国カリフォルニア州弁護士（専門：移民法）

  ・2021年02月18日

  このカラクリは、ギル氏が株のブローカーランセンスを持っているので、雇用主のMass Mutualの責任賠償を追求するためですね。ギル氏は集団訴訟の損害賠償を支払う能力はないですし、負けても破産すれば終わりなので、集団訴訟を起こした弁護士はMass Mutualからの和解金を引き出すのが目的です。雇用主としての過失ですが、要するに本来ブローカーは自分に有利になるトレードを客に勧めてはいけないとか、利益相反のルールなんかがあるわけで、それに違反したという話です。
  
  ただし原告はそもそも偽情報などで株価操作があった事を証明しないといけないのでですが、全て公開情報をSNSで拡散しただけなので、その証明は難しいかも知れません。つまり違法行為と損害の因果関係について、ブローカーライセンスを持っていた事と株価操作は直接関係はないので（ライセンスの有無に関係ない）、そのロジックには穴があると思います。
  
  ただブローカーがSNSで煽った事については、この訴訟に関係なく、罰則はあるかも知れません。当然Mass Mutualの管理責任もあるかも知れませんが、それは仮に何らかの規定違反であっても、集団訴訟における株価暴落の損失の責任にはならないのではないでしょうか。
  
  明日の公聴会でもこのブローカーライセンスの問題は出てくるはずです。