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簡易的に記事の3分類(※)で各社の動きを纏めると:
Alibaba / JD
・軸足: ②中心(薬のEC/デリバリー)
-EC大手の強みをtoC販売とtoBマーケデータ提供へ
・事業体: 上場子会社
-阿里健康(時価総額 4.8兆円!)
-京東健康(同 6.6兆円!)
平安PingAnグループ
・軸足: ①中心(オンライン診療)
-グループ金融顧客のリテイン/クロスセルが元の動機
・事業体: 上場子会社
-平安好医生(同 1.6兆円)
Tencent
・軸足: ①(病院システム/決済) + ③(AI画像診断等)
-中国5大AI企業のヘルスケア担当として③まで注力
-WeChat等の消費者接点活かして①も展開
・事業体: 自社+投資先(ネット系で一番多い)
-順番待ちアプリや、数百万人の医者ネットワーク
と言ったユニコーン数社に投資
※ 詳細割愛するが、Baiduは③(∵All in AI戦略)、
bytedanceは後発ながら買収で①(消費者側)に参入
個人的な驚き
1. 薬のデリバリーで5兆円企業がハイ2つ出来上がり...
・日本の製造業の方が冷静に付加価値高いと思うが、
スケールの違いに驚くしかない
2. 更に各社「オフライン」の薬局やクリニックにも参入
・ネット大手の投資が入る薬局は5チェーン1万店舗超
・既存業界(オフライン伝統病院)との既得権益/
データ開放を巡るせめぎ合いがある中で、外堀から
埋めて行っているという側面もあるのかも
(cf. 銀行作ったりEV作ったり)
https://newspicks.com/news/5617615/
(※)本記事による分類
①インターネット病院(オンライン診療)
②インターネット薬局(薬のEC)
③医療テクノロジー(AI活用や医療機器開発など)
中国の病院は待ち時間の長さやサービスの悪さで評判が良くありません。中国の病院は一部を除き基本的に前払い方式で、診察前にデポジットを払わないと治療も始まりません。それも診察前、検査前、薬を受け取る前と、すべての段階で別々にお金を払う必要があり、それぞれかなりの待ち時間を要します。
以前より中国の病院では、「黄牛」と呼ばれる、いわゆるダフ屋が、多くの人を雇って早朝から並ばせて人気の医師の受付を済ませ、それを必要としている患者に売りつける違法行為が蔓延していました。
これらの問題が、近年のインターネット医療の発展によって大きく改善されてきましたし、新型コロナの感染拡大を受けその速度は足元でさらに早まっています。
「メディカルテック」、「ヘルステック」の注目度はますます高まっていくとみています。