コロナ下でインフレの芽 需要回復、供給追いつかず
日本経済新聞
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コロナショックは供給面からも経済活動を悪化させたという点で、リーマンショックなどと違った性格を持っていることは、常々指摘してきたところです。
この観点からの悪性インフレは非常に厄介でして、名目所得が減っている中でわずかなインフレ加速でも実質所得のさらなる目減りにつながりますから、需要がさらに下押しされるという悪循環を生むと警戒されます。
供給は短期の調整が効かないので、一度絞ると再拡大までかなりの時間とコストを要します。航空関係などでこうした現象が顕著とならないか、危惧されるところです。
注目のコメント
FRB(米連邦準備理事会)の大規模量的緩和によるドルの価値下落、ドル安進行の影響も大きいでしょう。1年前のドルインデックスは100近辺で、その後一時は100を突破していたのが、今は90~91になっているのだから。