【新聞記者】プロが使う「4つの型」で自動的に書く
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読み手の立場に立つことの重要性を改めて感じました。「その想定読者が読んでわかるように書かなければいけない。これが意外とできていません。なぜなら、自分ではその内容をわかっているからです」という点は、少し前のWSJにも「教師がわからない生徒の立場にどうしたら立てるか」という記事がありましたが、痛いところを突かれたという感じです。
https://www.wsj.com/articles/how-to-teach-professors-humility-hand-them-a-rubiks-cube-11614352261
ちなみに、「書いた後にもう一度見出しをみる」ことは自分でしていますし学生にも勧めています。結構入り口と出口が違うことがあるので。特集「速く、わかりやすく書く技術」を5日連続で公開中。これまで読んだ文章術本の中から、私が最も参考になった本の著者の方々に取材して直接教わりました。
第2回は、新聞記者が使っている様々な「型」を紹介。これを習得すれば、もう悩まずにすらすら書けるようになる! 元日本経済新聞記者の松林薫さんが伝授します。
このインタビュー記事を書くのに早速試してみたところ、たしかにこれまでより速く書けました。全体の設計図を見ながら書き、かかる時間と文字量が予測できたので、書き進めている間、気持ちが楽でした。
【特集の概要】
「書くスキル」はビジネスパーソンにとって必須スキルです。コロナ禍のリモートワークによって、対面でのコミュニケーションが減り、オンラインでのやり取りが増えたため、「書くスキル」の重要性がますます高まっています。
しかし、多くのビジネスパーソンは日本語の文章を「書くスキル」をわざわざ習ったり鍛えたりしたことがありません。
そのため、ビジネスの文章を書くこと自体のハードルが高く、書き上げるのに時間がかかってしまいます。書いた文章はビジネスの相手に伝わりにくく、目指す成果をなかなか上げられません。
これは書き手にとっても、読み手にとっても、非効率・非生産的です。互いの時間と労力の無駄たるや計り知れません。
そこで、この特集で「速く、わかりやすく書く技術」を紹介します。パワーポイントの資料作成でも同様のことが言えますね。誰が読み手なのかをまずは明確にすること、全体の設計図=スケルトンを先につくること、見出し=タイトルを15-25文字でまとめること、それらをもって伝えたいことがずれてないか確認してから詳細作業に入ること、などなど。
基本であるけど、いや基本だからこそ、その違いが圧倒的な仕事の効率性を高める。基本ができている人はやはり素晴らしいですよね。
5W1Hの順番が社会記者と経済記者とで異なることや、起承転結の真ん中に事例や論拠をいえて論証する「展」を入れることなどはとても面白い。あらためて自分の文章を見直してみようと思いました。