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クルマは人の命を預かるものであり、自動ブレーキなど技術の進歩で近年では事故、特に人身事故は本当に限られた特定条件下でしか起こらないものになってきました。しかし、どんなにテクノロジーが進化しても実際にクルマをとめるのはブレーキという部品に間違いはありません。そのいわば最後の砦のブレーキですから、やはり認められるべきではありません。その思いが会見でも伝わってくればいいなと思います。
そんな中で発覚した今回の事件。2001年からというと、当時から厳しい競争にさらされていた何らかの背景が透けて見えます。
改ざんは決して許されることではありませんが、果たしてこれがガバナンスの問題だけで防げたのか。同時に業界構造のあり方も見直して行かなければいけない気がします。
・判明したのは2019年11月(ADRは10月でその直後)
・複数工場で2001年から。報告データは192,213件、うち114,271件で不適切行為。ただし顧客合意した管理値(公差)を外れるものは4.931件
・原因は内部統制の欠如、コンプライアンス意識の甘さなども記載があるが、注目するのは3つ目(10ページ)の開発から量産までに顧客と管理値で合意する際に製品や生産拠点の製造条件に合わず、十分な検証をせずに提案をしていたという点。おそらく販売・開発・生産の連携が取れず、数字至上主義・責任の押し付け合いになっていたのではないかと感じる症状。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7238/tdnet/1936152/00.pdf
検査のためのアリバイ作りのような「本末転倒」感が拭えない。
とても残念。
当然ですが全数検査の対象数というわけではなく、サンプル検査などですので、影響を受ける製品出荷数はとんでもなく多いのでは無いかと。
キツいですね。
特に原因にまつわる以下の内容を抜粋。業界、業務を問わず、自分事ととしてとらえなおしたい点です。
…固定された従業員が長年にわたり担当し、上長や他の従業員がその業務内容をほとんど知らない状況が生じ、他人にチェックされるという心理的な牽制が全く機能しなくなった…
…お客様に対する検査報告については、当社グループに社内規程が存在せず、各製造拠点に職務分掌規程もないため、各製造拠点では業績を重視した生産の合理化により指定検査に必要な人員・工数を削減することもあった…
…指定検査の一部には、日常検査との重複性がある、各製造拠点の製造条件・検査体制に合致していないなど、製造拠点の指定検査に関わる従業員(検査員・報告書作成担当者)にとって必ずしも指定された検査方法に従って実施する意義が感じられないような検査項目・管理値・検査数・頻度・検査方法等が設定されていた…