コロナ中退1367人に 大学生ら、昨年4~12月
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様々な大学生と話しますが、授業料に見合う授業かを考えているようにも思います。そして、大学に見切りをつけているように思います。
大学では、学年が上がり教育や研究が高度なものになっても、授業料は上がらない仕組み(もちろん大学院に進学しても授業料は据え置き)です。
つまり、大学のなかで比較的レベルの低い大学一年にとっては、損ということになります。
この部分が伝わっていません。
次に、授業自体についてですが、まだ高校生の感覚で捉えている人が大勢いるように思います。理系学部限定かもしれませんが、大学数学の最初に登場する実数の連続性や体や環の理論、あるいは線形空間の定義は、高校数学では語れません。それは、これまでの多くの学生(僕も)が経験してきたことです。
しかしながら、高校数学の延長では大学数学が語れないこと(ゲームが変わったこと)を、今の一年生は体感していません。あるのは、高校の授業に比べ意味不明な大学の授業です。
私は大学の教育や一年生を批判したいのではなく、高校と大学のギャップや、大学のスタンスを、本来伝えるべき先輩がいなかった結果、このような大学の教育と一年生との摩擦が生まれたと思います。
つまるところ、高大の違いをきちんと伝え、両者の理解の溝を埋める努力が大学に少なかったように思います。
そうすれば、大学の教育に見切りをつける学生は減ったと思います見出しは煽りを狙ってるけれど、よく読むと、中退者全体の数は前年よりは減ってるのね。メディアが不安や怒りに持ち込もうとするのは、ある種、生物の習性(そういう餌の捕獲の仕方をする)みたいなものだから、読み手が賢くなるしかないのだろう。「ファクトフルネス」を中高の必読書にして、「結局事実はどうなんだ」と問い、一文で説明させる訓練をさせるとよいかもね。
ちなみに孤立させないことはいつの時代でも大事だし、コロナで親の収入が減ったことで学業を諦めなければいけないような子には、社会全体で救わねばですね。大学を"気軽に進学できる場所"ではなく、"気軽に学べる場所"にしていくこと。よく言われる人生の夏休みという言葉に相応しく、課題もせずに遊んでる奴もいますが、"自分を律して学んだものだけが力をつけられる期間"という位置付けで、大学のイメージを観念的に上昇させることが必要です。授業を受けさせてください。受けたいと思える授業改善をしてください。高校のように、教科の押し付けではなく、ある程度興味のある分野の学びなのですから。遊びのほうが楽しい授業では困ります。
大学側の授業も大きく変化してもらいたいものです。
また、個人的には経済的な理由で学びを止めてしまう親にはなりたくないと思っています。コロナだから仕方ないのか。悔しいですね。学びは保障されるべきです。