【熱狂】ベンチャーマネー殺到、「生協型EC」ってなんだ?
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スタートアップ・チャイナ、連載7回目にして、ついに最近の中国スタートアップで最大の注目を集める「社区団購」(コミュニティ共同購入)を取りあげることになりました。
2020年最大のヒットビジネスなのに、日本ではあまり知られていないように思います。というのもそれはすごさがわかりづらいから。
めちゃくちゃローカル、めちゃくちゃローテク、町の酒屋さんが御用聞きに来てくれるような“EC”。それがなぜプラットフォームを揺るがす破壊力を持つのか。低所得層の雇用を破壊するのではと中国政府がびびるのか。
中国発のビジネスモデル「コミュニティ共同購入」、ぜひチェックしてください。春節中もパワフルな連載記事ありがとうございます^_^
コミュニティコマースの成長は、やはり主要品目である生鮮の3つのドライバーと不可分
①ECの兆元級の「ラストフロンティア」の1つ
【単体での市場ポテンシャル】
②「高頻度/底堅い需要」を通じた「地方攻略の突破口」
【トラフィックの撒き餌(フック)としての期待】
③新型コロナによるブースト(一括注文/配荷の習慣化)
【トリガーイベント】
(第2回「生鮮EC」でもやや前のめりに関連コメントしてしまっていました🙏(汗)
https://newspicks.com/news/5527012/ )
その中でコミュニティコマース型のメリットは(記事の通り)以下あたり
・コミュニティ単位での注文によりボリューム割引
・予約注文のため、在庫・廃棄ロスを削減
・コミュニティ内の集荷ポイントへの配送(あとは各自
ピックアップ)による物流の効率化
・価格感度が高く、即時性を求めない地方消費者に対し
滞留在庫を安価で翌日配送
なお、既にECにAlibaba/京东JD等がある中で、地方深掘りのヒントが「属人的な泥臭いモデル」にある点は、多領域においてアナロジが効きそうです
[ショートムービーの例]
・「アルゴリズム×広告」中心の抖音(Tiktok中国)
vs.
「属人的関係×地方深堀り×ライブコマース/投げ銭」で
再追撃の快手(Kuaishou)
最後に、ラストフロンティアが「下沉市場」「グローバル(特にアジア)」「老人市場」というのはなるほどですね
・あとは「半導体/新工業」「新消費(国産ブランド)」
あたりでしょうか(特に前者はIT巨人も投資加速中)先進的なモデルが出てきたらいち早く日本に導入するタイムマシン経営をするために、シリコンバレーだけをウォッチしていればよい時代は終わった。むしろ、昨今は、中国から出てくることの方が多い。
その点、シンシェンの団長モデルは面白い。インフルエンス力を備えたユーザが、自発的に回りを巻き込み、共同購買を自らプロモーションしてくれる。団長モデルは、団長へのコミッション、共同購買量が上がると購入価格が下がる点で、非常に経済的インセンティブのドライブが強くなっている。日本において、経済的なインセンティブだけでは中国程はドライブがかからないかもしれないし、一歩間違うとネットワークビジネス的色合いが強くなってしまう。
日本においては、団長モデルに、Clubhouseで一躍新たなマーケティング手法として脚光を浴びたFOMO(Fear of Missing Out)やコミュニティ内でのリスペクトなど、組み合わせてみると面白いかもしれない。