マスクを着けたら別人格 人生を大逆転させたプロレスラーの話
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1996年10月20日のグレート・ムタとの試合で、マスクの下から出現した白ペイントの鬼神ライガー。
マスク破りに対抗して毒霧攻撃。
まさに「戦う2重人格」(古舘伊知郎風)
あの演出は最高だった。
注目のコメント
誰でも知ってる名曲「スカイ・ハイ」を入場テーマにして一世を風靡したミル・マスカラスから、日本に空前のプロレスブームを引き起こすと共にその華麗なテクニックで「プロレスを変えた」初代タイガーマスク、そして「ジュニアヘビー級」をヘビー級のジュニア、ではなく独立した一つのジャンルとして確立させた功労者、獣神サンダーライガー。
前置きがしつこくなりましたが、この3人を辿ると、プロレスの歴史とともにそれは「マスクの進化の歴史」を意味するように思います。タイガーマスクの後期辺りから見え始めた「立体造形」は、ライガーにおいてはご覧の通り更に進化、今やアメリカやメキシコでは「それ特撮の着ぐるみじゃん」レベルのレスラーも散見されます。
そうなってくると、やはり日本のマスク職人は独特の個性を発揮するようであり、この中村さんなどはファンの間では有名人、中村さん製作のマスクはほぼ芸術品の扱いです。日本にマスクを発注する海外のレスラーも多いようですね。
ワタシなんかはそうですが、特撮モノ・戦隊ヒーローへの憧れからプロレスに興味を持ったファンは少なくないはず。匠の技術が生み出す芸術的なマスクで、引き続きファンに夢を与えて欲しいと思います。昔、五反田にSIMAスポーツという工房がありました。
多くのプロレスラーのマスクやコスチュームを作っていた「マスク職人」のお店。
所狭しとマスクやチャンピオンベルトが並ぶ横にはミシンが。
試合用のスパッツをお願いしたら、
「パンツも手作りしたものがいいんだよー」と言いながら、そのミシンで作ってくれました。
そこには、マスクマンを支えるマスク職人がいました。実は、私もプロレスのマスクの職人です。中学生時代に、タイガーマスクの本人納めのマスクを作っていたOJISAN企画で下請けをしており、タイガーマスク、ザ・タイガー、スーパータイガーのマスクを何十枚か作って、アルバイト代を貰っていました。昨年、マスク製作の趣味を再開し、工業用ミシンも再購入しました。ITの技術も活用することで、再現度はかなり高くなっています。興味ある方は、プロフィールに書いてあるメールアドレスに連絡ください。
メキシコがプロレスマスクでは有名で、いわば元祖みたいなものですが、日本のマスクは、タイガーマスクが登場してから、大きく進化して、技術的には世界をリードしていますね。構造的にはライガーを超えるものは誰もやりたがらないですが。。。
安田さんが書いておられるように、プロレスのマスクは、芸術品の域にあり、デザインの素晴らしさや職人の腕も楽しめるもので、古坂大魔王さんやクリームシチューの有田さんやケンコバさんもコレクターですよね。
私も今年タイガーマスクデビュー40周年ということもあり、何か、プロレスマスクの世界に貢献することを考えています。お楽しみに~。