国産初の手術支援ロボットシステム「ヒノトリ」、米独に拠点設立で飛び立つ
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ダヴィンチの一強時代が変わっていくのかもしれませんね。
ロボットが人を超えていくか、、、人にしかできないことはあると思っているので、単純な「超える」は考えにくいのですが
医療分野ではコミュニケーションという部分があげられるものの、先日の緩和ケアの研究会で話題になったのですがserious illness conversation guideなんてものがあって、順番通りに内容もほぼそのまま使用することの有効性が評価されているコミュニケーションスキルがあります。
それが医師一般に浸透しているかというと、重症病態の説明をしている医師は多数いても、それを知らない医師も少なくないようです。もちろん部分的には同じようなことをしている先生は多いとは思いますが。
もちろんコミュニケーションにおいてはさまざまなコンテクストも重要なファクターですけど、スキルフルなコミュニケーションはロボットの方が得意という可能性もあるかな、と感じています。
何が言いたいかと言うと、ヒトらしいことアクションだからといって人の方が優れているということではなく、ロボットの進歩とともにその支援に任せられることと人がした方が良いことは変わっていくのでしょう。誤解されることも多いが、ロボットが自分で判断して手術するのではなく人間がロボットを操作して手術を行うもの(少なくとも僕が知る限り)。だからロボット「支援下」手術。ゲームでコントローラーで画面の中のキャラを操作する感覚に似てる。今のところCPUが勝手に動いて助けてくれるものではない。身体性の拡張とでも言うのか、肉眼では見にくいものが見えたり狭いところでも細かい操作が出来たりロボットのポテンシャルは凄まじい。
ドッキングまでにかかる時間が長かったりコストだったり、技術的に未熟な段階で癌の手術を行うと予後が悪いなど課題はたくさんあるが是非普及して欲しいと思う。
医療はあくまで「人 対 人」のコミュニケーションで成り立っていることを忘れなければ、ロボットはよい医療を提供する劇的なツールだと思います。なかなか国内での商売が難しいのが日本の医療機器開発。
なんとかならないものなのかとこういった国外拠点開設記事を見るたび思う。
国内を変えるより海外で実績積んで凱旋するほうが早いのはあるからビジネスと割り切ればよいのかも。