ドンキが傘下のユニーを「ドンキらしくない方法」でテコ入れする理由
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注目のコメント
消費者が知っている「ドンキらしさ」とはPPIHが持つ市場対応力の表層に過ぎないということだと思います。
事実、東南アジアで快進撃を続けている「DON DON DONKI」業態は質の高い日本製商品を扱う業態で、ディスカウント路線を強調してません。抽象と具象の行き来と、その執行。そういうところで企業の強さが出てくると思う。
Amazonのベゾス氏が紙ナプキンに書いたといわれる下記の画像は有名。品揃え、低価格(低コスト)、顧客体験の成長の循環。様々なことをAmazonはやっているが、この循環を強化・拡大している。
https://startuptimes.jp/2018/07/06/90311/
なぜ顧客が買うのか、ドンキで買いたいときと普通のスーパーで買いたいときがある。そこに対しての理解が組織としてあり、個店に権限移譲をしているという両輪があるからこそ、回る。逆に理解がない中で権限移譲がされていれば適切に個店経営できない。
ユニクロが「ユニバレ」と言われていた時代からLife Wearに進化したこと、ニトリが2012年まではデフレ業態のなかで伸びてそのあとは値上げに転じても成長を続けていること。本当に強い小売企業は、抽象度が高い根源的な目標からブレずに、だけど時代環境や変化に対して適応を行っている。チェーンストア理論で育った人にとって、個店経営に変われと言われても、なかなか変われません。
ドン・キホーテのこれまでの買収&業態変更の経験があります。
変われない人を変えるところに、ドンキの強みがあると思います。