アリババやテンセントが参入したワクチンのオンライン予約事業 成長は見込めるのか
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注目のコメント
中国では年末まで7割の人がワクチンを接種できるようにしている。
予約は大きなハードルとなる。
さいわいアリババもテンセントも新型コロナの予防、防疫の面では大きな役割を果たし、今度はワクチン接種でも力を発揮しようとしている。「中国ヘルスケアのオンライン化は凄い」という書き振りに偏らず、課題にまで触れていてバランス良い記事
("プラットフォームでは予約しかできず、接種は医療機関で行われる..."のくだり)
「大規模トラフィックを持つIT巨人の参入」と「既得権益/データを手放さない伝統プレイヤーの防衛」の構図は、自動車や金融など他の様々な領域で見られる
消費者接点を切り口に伝統分野に参入したIT巨人のアプローチは、基本的に以下か(私見)
①(短期)集客の撒き餌(フック)として既存事業で回収
②(中期)新領域を中心にオペレーションまで入り込む
③(長期)政策や業界パワーバランスの大きな変化を待つ
ヘルスケアであれば
①集めた消費者に薬/サプリ/医療機器/検診等を売る
②オンライン診療やオフラインクリニックに参入
(最も保守的なオフライン病院の外堀から埋める)
③病院の診察データ等が開放されたら、様々なPHR事業が
可能になる
自動車であれば
①車載OSを通じて、他サービス/コンテンツを売る
②EVに自ら参入する(水平型は現状なかなか成立せず
垂直型で自らデータ/利用シーンを持たざるを得ない)